2012.11.26
相馬移民と二宮尊徳 〔太田 浩史著〕
教務所にて頒布しております。
福島第一原発がある一帯は江戸時代、天明の大飢饉で人口の大半を失い、その復興のために移民が行われたところです。移民のほとんどは北陸はじめ各地の真宗門徒でした。そして二宮尊徳翁の報徳仕法と真宗門徒のお講を通じての聞法力が、数千町歩の荒地を美田に変え、50年以上の歳月をかけて見事な復興をなしとげたのです。
被災地ではようやく人々の生活への支援が効果をあげつつあります。心への支援、文化への支援、何よりも信仰への支援がまだ行き届いておりません。この書に表れた尊いご先祖の魂が、そうした心への支援の一助となることを切に願う次第です。
『相馬移民と二宮尊徳』刊行のご挨拶より
是非、ご一読を!
同朋教化部門幹事 圓淨貴之