2013.07.12
最近発刊された書籍をご紹介します。
題名は「もう一つの親鸞像『口伝鈔』講義」(大法輪閣)。筆者は第20組中標津町法薗寺のご住職、義盛幸規氏。
親鸞聖人のお言葉を伝える書物としては弟子の唯円が書かれた『歎異抄』が大変有名ですが、実はひ孫の覚如上人が書かれた『口伝鈔』の中にも、同じエピソードやお言葉がたくさん出てきます。しかし、生涯一念仏者としての立場を貫かれた唯円と、これから本願寺を中心とした教団を作ろうとしていた覚如上人とでは、同じエピソードを題材としてもニュアンスが違っているのが興味あるところです。
また、『歎異抄』では見ることのできない親鸞聖人の行実もあり、なかなか原文では読みづらいところも、丁寧な解説と現代語訳で、非常に読みやすい内容となっています。
今まで『口伝鈔』に関する書籍は少なく、入門書としても最適な本書は定価2400円+税のところ、割引価格の2200円にて教務所で取扱っております。お寄りの際は、ぜひお買い求めください!!