靖国問題研究部会長 寳喜 智明
「なぜ社会問題、靖国問題を学ぶのか」
研修会などで少し学んでみてもこのことがなかなかはっきりしないということがあります。そして、自分の考えや生活が問われたり、物事を改めて考え直すことをさけたいがために、社会問題や靖国問題を学び、関わることから距離を置きたいと思う私がいます。
和田稠先生は「われわれの国民感情というものが、靖国の国営反対という主張に対して拒否感覚をもつ。ということは、私どもの方が靖国を生み出す体質をもっている。私の中に、国民全部に共通する民族意識が強く働いている。その民族意識の特徴は、信仰の自由、個人の宗教的自覚ということをいっこうに重要に考えない意識である」(「世のいのり・国のいのり― 続・信の回復 ―」8頁)と言われます。
私の問い、そして和田先生の言葉から、自らのあり方が宗教的自覚を求めているのではなく、かえって拒否感覚をもつという、親鸞聖人の言われる真実信心と異なっていることが教えられます。
今期の靖国問題研究部会では、靖国について丁寧に学び、自らの靖国体質を知らされることを通して、真実信心を明らかにし、回復していく。そういう自らの信心の問題、生きる姿勢を学ぶ場にしていきたいと思っています。
靖国問題研究部会員
(任期:2023年8月1日~2026年7月31日)
部会長 |
寳喜 智明 |
南第3組 光德寺 |
実行委員 |
奥田 隆道 |
第6組 道隆寺 |
|
竹内 廣 |
第5組 信光寺 |
|
本澤 盛顕 |
第9組 真雄寺 |