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研修部会

研修部会長 伊藤 智秀

 以前、教学とは聞法、学習、伝達という営みそのものことを言い、その具体性として、自分が救われるための勉強、共に考えていけるような勉強、他と通じ合えるような勉強ということがあると教えられたことがあります。

「聞くところを慶び、獲ることを嘆ずるなりと。」

 私はここに研修、そして教学という意義があるのではないかと受けとめております。研修会には、講義・座談を主とした学習の場があることは言うまでもありませんが、同時に人が出会い、寝食をともにするという生活の場でもあります。遇々にしてその場に集った人を、人として見出していけるのか。このことはスタッフという任を担いながらも、私達にとって問いとなるのではないで しょうか。
 出遇いということがなければ、私達は主観性を破れず、また観念に落ち込んでいきます。本願にふれない限りは、自分の闇にも気づいていけないのでしょう。人を通し、本願にふれる。本願にふれることによって、また人は開かれていく。このことも先達のご教示とともに、諸先輩方のお言葉として憶念されます。
 そういう中で、教区教化の研修の場を企画立案させていただくことは、重大な責務を担っていることと存じます。教学という営みを握りしめるのではなく、共に考え、他と通じ合える研修の場とは何かということを問いとし、また吟味しながら取り組んでまいりたいと思います。

研修部会員 
( 任期:2017年8月1日~2020年7月31日 )

部会長伊藤智秀(4組 明徳寺)
実行委員亀谷 哲(北 3組 即信寺)
寶喜智明(南 3組 光徳寺 )
奥村 翔(4組 選教寺)
浅井徹照 (8組 三明寺)
金光多真美(9組 正楽寺)
奥田和寛(11組 法光寺)
佐々木順道(13組 高徳寺)
赤松 到(16組 願船寺)
鳥毛浄生(17組 蓮生寺)

2018年開催事業

新任教師研修会
日時2018/12/12(水) ~14(金)
内容・真宗教義「顕浄土の仏道」
・声明儀式作法「儀式作法荘厳編」
・特別講義「北海道という名の150年」
・全体座談・班別座談
【事前会議】2018/10/16(火)
所感・報告私達は学文(理解)として仏法を学んでいるのか、または学問(生き方)として学んでいるのか。学問(生き方)としての学びにならなければ、それは真宗大谷派の教師とはいえないとのお言葉をいただいた。
得度研修会
日時2019/1/9(水) ~11(金)
内容・講義 
・声明、装束作法 
・製作(子ども班)
・座談(大人班)
・考査(筆記・声明)
【事前会議】2018/11/8(木)
所感・報告今年度は全体的に参加者が少なく一人一人の姿がはっきりとわかる研修会であった。得度考査を控えた中、参加者の方々からスタッフに対し声明の練習をしたいと声があがり、一緒に練習をする姿が印象的であった。
法話研修会
日時2019/3/1(金) ~2(土)
内容・講題並びに法話実習テーマ「念仏もうす生活」 
・講義
・全体座談
・法話実習
【事前会議】2018/12/5(水)、2019/2/4(月)
所感・報告法話実習の実施の仕方について、持ち時間の変更、またテーマに対する吟味の不足について講師よりご指摘をいただいた。
教化伝道研修会
日時2019/3/4(月) ~7(木)
内容・講義「本当の自分に出遇うとは」 
・特別講義「ご命日に聞く」 
・全体座談 
・班別座談 
・班別攻究 
・レポート発表
【事前会議】2019/1/17(木)
所感・報告参加者が真面目に取り組んだため、研修会としては円滑に行えたと思う。参加者間の意見交換が少なかったことは今後の課題である。講義は「問いとしての学び」、黒田先生自身の出遇いについての法話が深く心に残った。
推進員教習 担当者研修会
日時2019/4/8(月) ~9(火)
内容講義「桎梏を破る大地性」 
・班別座談 
・実践講習 
・実例発表(16、17組) 
・全体協議
【事前会議】2019/1/18(金)
所感・報告今回のテーマ「桎梏を破る大地性」の「桎梏」という言葉に初めて出会った参加者も多いようであった。講義の中で、真宗の教えそのものが教条主義となって、そのことが歩みにブレーキをかけているのではないか、教えの言葉の中に閉じこもってはいないかとの指摘をいただいた。
全体総括
内容【全体総括】今年度は、多くの参加者のもと計5事業開催させていただきました。
 その中で例年、年度初開催となる「新任教師研修会」では、その8割が初めての参加者となり、このクールが次年度以降の、他の研修事業への呼びかけ対象となっていくことを確認致しました。
 しかし、その参加者と関わる我々スタッフの在り方はいかがだったでしょうか。
 「新任教師研修会」の講師としてご出講いただいた中野誠二先生には、「スタッフの居場所はどこにあるのか。1階の事務所に籠ることがスタッフの仕事なのか。また、参加者と関わり続けるということがどこで成り立つのか。そのことがはっきりとしない限り、研修会の願いも薄れてしまう」とのご指摘をいただきました。
 もちろんスタッフとしての定義はありません。しかし私達、研修部会は、どこかでスタッフとしてのあるべき姿を想念し、諸先輩方より引き継がれてきた「スタッフとは一参加者である」という言葉を吟味することなく、各研修に参加していたことは否めません。その諸先輩型のお言葉をもとに、年度末総括の研修部会では、先の中野先生のご指摘を承け、スタッフとはできる者の集まりではなく、各研修会で出会う方々や仏願によって、むしろできない者と受けとめ歩むものではないかとの問われたように思います。
 「スタッフは一参加者である」
 次年度は最終年度となりますが、この言葉を吟味し、各研修会の企画立案、また開催に関わっていきたいと思います。
所感・報告【次年度への課題】
・スタッフとしての研修会にのぞむ姿勢。
・各研修会の開催日程、研修趣旨の見直し。
・次期への申し送り事項の整理。

2017年開催事業

新任教師研修会
日時12月6日(水)~8日(金)
会場青少年研修センター
内容真宗大谷派教師として生きるということはいかなることか。真宗教義・声明儀式作法に学ぶことを通して、自己と向き合う
所感・報告各講師の講義を受け語り合う中に自己と向き合う姿勢が見え、仏法を中心とした場に集まることの意義を教えられた研修会となった。
得度研修会
日時1月10日(水)~12日(金)
会場青少年研修センター
内容得度の意義をたずね宗教的課題を自覚する。
所感・報告講師を交えたスタッフミーティングを三回行う中で、多くの意見をいただき次回に向けての検討事項が明確になった。
法話研修会
日時3月1日(木)~2日(金)
会場教務所・札幌別院
内容聞法学習・法話実習を通して、仏語を憶念する生活という課題に学ぶ
所感・報告須磨先生は「法話とは話をしながら聞くことだ」「思い込みをさせない、出遇いとは留まらせない」と言われ、言葉や人とどう出遇っているのかを吟味する研修会であった。
教化伝道研修会
日時3月6日(火)~9日(金)
会場青少年研修センター
内容教学を通して自己の課題を見出し教化伝道の意義を学ぶ
所感・報告呼びかけ文の中の「汝 無量寿に帰れ 無量寿に帰って 無量寿に生きよ」というお言葉を受けて、私たちが本当に念仏の生活に生きているのか、また念仏に帰るとはどういうことなのかを確かめる事を願いとして開催された。
推進員教習担当者研修会
日時4月2日(月)~3日(火)
会場青少年研修センター
内容学習研鑽・情報交換を通して、各寺院・組・別院における推進員教習・推進員活動のより一層の充実をはかる
所感・報告同朋会運動に生きるということは「真宗門徒一人もなし」という痛烈な如来の教化に出遇う以外ないという講義だった。
新任住職研修会
日時5月7日(月)~9日(水)
会場青少年研修センター
内容教えに学び住職としての責務と使命を確認する
所感・報告住職になり、期待・責任・不安の内実を問い直した研修。帰敬式伝達講習では講義、模擬帰敬式を行い確かめた。