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青年研修部会

青年研修部会長 森口 至

「まず、動くことから始める」
 私が、この青年研修部会に携わってから6年が経ちました。この青年教化の現場に携わる中で、ある先輩がおっしゃられていたことは「仏法って大事な教えだなって感じないか。そう感じるなら青年教化を始めたらいいよ。」という言葉でした。その言葉は、「仏法という大切な教えを一人で聞くのは勿体ない。そう思うなら多くの人と聞いていきたいと思うはずである。そして、自信をもって青年層に声を掛けていけるはずである。」と、そういうことではないかと思います。それは現状に胡坐をかき、重い腰が上がらない者に対して問う言葉であったと感じます。ここに我々の大きな問題があるのではないでしょうか。そこで今年度の活動テーマとして「まず、動くことから始める」ということを掲げたいと思います。
 今年度の青年研修部会は、前期に引き続き、『R-20の集い』、『青少年教化担当者研修会』、そして年3回の『青年特伝』の三事業を実施してまいりたいと思います。
 近年、私たちを取り巻く生活環境の中には、貧困であったり、精神疾患であったり、学習・発達障害であったりと様々な問題が溢れています。そのような生活環境での悩みや、普段膝を突き合わせて話すことができない問題を、研修の場で課題として共有できるのがお寺の担うべき役割ではないでしょうか。お寺が担うべきものは開かれた場の創造と参加者と共に教えに学ぶ場の創造ではないかと思います。そのためには、各事業において「積極的に声を掛けていく」ことを第一に動いてまいりたいと思います。また、各事業の実施にあたっても一つひとつ願いを確かめ、このテーマを原動力としながら、青年研修部会実行委員と教化事業の参加者と共に教えに学ぶ場を丁寧に創造してまいりたいと思います。
教区内の皆様におかれましては、ご理解ご協力の程、宜しくお願い申しあげます。

青年研修部会員 
( 任期:2017年8月1日~2020年7月31日 )

部会長森口 至(9組 眞宗寺)
実行委員秦 智秀(北3組 正覚寺)
巌城孝一(4組 極楽寺)
山本 了(16組 圓滿寺)
中村法暁(17組 法運寺)
小川大授(19組 乗光寺)

2017年度開催事業

青年特別伝道
日時未定
会場未定
内容一般型を3ヶ寺で開催する。企画型での開催も。
青少年教化サポート活動
日時未定
会場未定
内容教区内の人員を派遣し、各寺院・組・地域単位の青少年教化活動の活発化を図る。
R-20の集い
日時12月9日(土)~10(日)
会場青少年研修センター
内容未成年対象からのつながりを保つ事業の開催を通して、各寺院に青少年強化活動の活性化を促す。
所感・報告今年度は「悩むということはいいことだ」~そのことにうなづけない私~というテーマ のもと開催されました。
 このテーマに至った背景には、「教えを聞く中で、私にとって悩みが消え去ることが救 いなのではなく、むしろ悩みを活かす道があるのだと教えられてきた。しかし、悩みに直 面した時には、その悩みを消し去りたい自分がいる。」そのような葛藤の中、若い世代の 参加者と共に、その課題を共有したいという願いがあってのことでした。
 法話の中で、御講師の巖城先生は、
「私達は人として生まれた以上、常に何かを求めている。しかし、その求める方向性に問 題がある。いつも私達は自分の思い通りにしたいという方向に向かっているが、そのこと が思い通りにならないところに「悩み」が生じる」と、御自身の生活を通しながら語って 下さいました。そしてまた、地獄・餓鬼・畜生の無い世界を誓われた法蔵菩薩の願いと真逆 の方向を向いて生きている自分自身の姿、さらにその自分の姿が問われることの大切さを ご教示下さり、そのきっかけとして「悩み」というものがあるのだと教えて下さいました。
 講義後の座談会は「パネルトーーーク」と題して、「わたしのささやかな悩み」、「忘 れられない、あの人の一言」、「あなたの命があと1日だとしたら、何をしますか?」な どと書かれたパネルを用意し、気になるパネルを選んで話し合いのきっかけとするという かたちで行われました。
 座談会でも言葉が尽きることはありませんでしたが、その後の懇親パーティでは、少々 お酒を酌み交わしたということもあって、さらに深く言葉を交わすことができたように思 います。
 この集いを通して、それぞれの参加者が異なる環境で生活する中で、色々な人と出会い 、色々なことを感じ、そして多かれ少なかれ悩みを抱えながら生活しておられるというこ とを感じました。そしてまた、私達に先だって悩み、先に道を歩んで、足跡を残して下さ っている先達がいることの頼もしさも、あらためて感じさせて頂きました。
 その先達の言葉を、この研修会の参加者はもとより、参加することの出来ない地元の方 々とも共に聞き続けたいと思っております。
青少年教化担当者研修会
日時1月30日(火)~31日(水)
会場青少年研修センター
内容各組・別院の青少年教化担当者がセンターに集い、青少年教化のあり方を教えに学ぶとともに、情報交換や子供会を開催する際の注意点を再確認する。
所感・報告 今年度、新たに第7期教化本部が発足しました。その今期初回となる「青少年教化担当者研修会」が 、2018年1月30日から31日にかけて青少年研修センターで開催されました。当研修会は、各組 ・別院の青少年教化担当者を中心として参加者を集い、青少年教化の在り方を教えに学ぶと共に、それ ぞれの活動や情報交換をする場として開催されています。また今年度は全道各地より41名のご参加を 頂きました。
 今年度は、教化本部だけではなく、各組・別院においても、各教化事業担当者の改選の年でありまし た。そのため、参加者の中には、初めて青少年教化に携わる方もおられました。その中で、今一度青少 年教化活動を行う意義と、青少年教化に携わってきた諸先輩が、何を大切にし、何を願いとしてきたの かを確かめていきたいという思いから、「青少年教化活動の意義とその魅力とは?」というテーマを立 てさせて頂きました。またそのテーマを深めるにあたって、ご講師として第20組正念寺の波佐谷見正 師をお迎えして、講義と座談会ということを中心に研修会が行われました。
 初日には、まず実行委員からテーマについての問題提起がありました。それは「青少年教化に携わっ ているが、気が付けば子ども会や青年会を一事業として、ただひたすらに消化し、こなすことだけに留 まっているのではないか」という内容でありました。 その問題提起を受けて、波佐谷先生ご自身が青少年教化から教えられたこと、人との出あいを通して 教えられたことについてお話して下さいました。特に、「憶念」という言葉から、「今の自分を突き動 かしてくれるのは、青少年教化の中で出あった人や言葉であり、その記憶を思い返す中に突き動かされ ることがある」というお話がありました。その言葉を聞き、青少年教化の中に、何か特別な意義や魅力 があるから、青少年教化を実施するということではなく、そこに携わってきた人たちが青少年教化を通 して大切な事柄を教えられてきた。そこに、意義や魅力ということがあるのだと受け止めさせて頂きま した。
 2日目には、協議会の時間を設け、企画調整局参事の松田亜世氏から、本山や他教区の青少年教化の 現況報告をして頂き、全体協議の中では、事前にアンケートを行った中から「青少年教化を行う中で、 必ず話し合われること、注意していること」について話し合われました。その中で、「自分の組では問 題視していなかった新たな発見もあった」という声もあり、改めてこの研修会が様々な役割を担いなが ら行われている研修会であるのだと強く感じました。