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少年研修部会

少年研修部会長 圓谷 淳

「汗かき、恥かき、頭かき」~子ども達と共に~
 「汗かき、恥かき、頭かき」・・・これは数年前、初めて教区の青少年教化活動に携わ るに当たり、諸先輩方に教えて頂いた言葉であります。この言葉によって教えられた姿は 、様々な事業に関わらせて頂く中で、万全の準備を整え臨んだつもりでいながら、子ども 達からの問いかけや眼差し、只々慌ただしく過ぎていく時間の中で知らされた「間に合わ ない」という私自身の姿でありました。
 同時にこの教言は、各事業の企画実施、参加奨励の声かけ等に際し、「間に合わない」 私だからこそ、いつでも真剣に向き合い、満足することなく、謙虚な気持ちで臨んでいく という青少年教化において大切にすべき姿勢を教えてくださっている言葉ではないかと思 います。
 この青少年教化における伝統的精神を私達が今一度確認すべく、今年度の少年研修部会 テーマを「汗かき、恥かき、頭かき」~子ども達と共に~として活動して参ります。 当部会では、前期から継続して行われる事業としてお寺に御縁を持つ子ども達と共に仏 事に触れる「寺属小中高生の集い」、教区内の高校生世代、関連学校生徒を対象として行 う「U-19の集い」、各組、各寺院の子ども会の設立、継続を目的とした「青少年教化サポ ート活動」を行って参ります。また今年度は、一ヶ寺の子ども会の新規設立という目標に 特化した「はじめての子ども会」という新規事業をスタート致します。そしてこれらの事 業、また組、各寺院の子ども会の帰着点の場として全道の青少年世代が参加者、スタッフ として関わる事の出来る「全道小中学生同朋大会」を実施致します。
 任期初年度では有りますが、前期少年部会から継続して抱える一ヶ寺の子ども会の立ち 上げや開催事業の周知徹底などの諸課題を各実行委員が真摯に受けとめ活動していく所存 であります。また子ども達が安心して参加できる事業を企画立案し、実施して参りたいと 思います。
 教区内の皆様のご理解ご協力の程宜しくお願い致します。

少年研修部会員 
( 任期:2017年8月1日~2020年7月31日 )

部会長圓谷 淳(8組 大乘寺)
実行委員佐竹雄志(2組 光玄寺)
曽我朋寛 (4組 照道寺)
古卿自然(9組 光專寺)
森口惟香(9組 眞宗寺)
手捲稜介(10組 浄運寺)
金倉翔央(11組 高德寺)
矢田真之(12組 光壽寺)
太田融哉(17組 專然寺)
波佐谷見英(20組 正念寺)
佐々木香織(札幌大谷中学教諭)

2017年度開催事業

はじめての子ども会
日時未定
会場未定
内容一年に一ヶ寺の子ども会立ち上げの事業
青少年教化サポート活動
日時未定
会場未定
内容子ども会設立、継続のバックアップ
寺属小中学生の集い
日時12月2日(土)~3(日)
会場青少年研修センター
内容仏事に重点を起き、お寺で生まれたという事はどうゆうことなのかを考える
所感・報告 寺属小中高生の集いは温かい空気感がある研修会です。
その心地良さは、これからずっと関わっていく仲間とのであいの場であるからだと思います。
毎日会う友達とはまた少し異なる関係である「センターに来た時に会える友達」とのつながりを 大切にして欲しいというスタッフの願いが研修会の中でたくさん感じられました。
 おはなしの時間では、参加者から出た言葉や質問をご講師が受け止めながら丁寧にお話ししてくださ いました。
「お寺とは本当のことに気がついた仏さんの話を聞くところであり、本当の人間になるところである」
「一人ひとり願われている存在であり、大切に思われている存在である」という内容で、 普段の生活の中にある大切なことを改めて学びました。
 製作は念珠作りと打敷作りを行いました。念珠作りは、なかなか試作の時のようにうまくいかず、悪 戦苦闘しながらの製作となりました。
 日程が押してしまう心配もありましたが、みんなでコミュニケーションを取り、  協力しながら取り組めたことはとても有意義でした。
 レクレーションは謎のテレパシーに翻弄されながらも、みんな全力で楽しんでおり、大盛り上がりで した。ゲームの一つに「借り人競争」があり、お題の一つに「こわい大人」がありました。スタッフが 私を薦める中で、選ばれたのは「竹ちゃん」こと「ご講師」でした。嬉しいような悲しいような、少し 複雑な気持ちになりましたが、私たちが感じていることと子どもたちが感じていることは全く違うのだ ということがわかりました。
 日程終了後に参加者一人ひとりの感想文を読みました。その中に「ありがとう」という言葉で締めく くられている感想文がありました。参加者のみなさんのおかげで、今年度の寺属小中高生の集いもとて も温かい気持ちに包まれた研修会になりました。その温かさの中でも参加者は小中高生であり、スタッ フが当たり前に感じていることは、参加者にとっては当たり前ではないということ。そしてスタッフも 一参加者であるということを忘れず、共に確認していくことが大切になります。その点をしっかり確認 し、参加してくれたみなさんの学年が上がっていく中でも継続参加してもらえるような日程や内容など を総合的に判断し、次年度につなげていきたいと考えています。ありがとうございました。
U-19
日時1月8日(月)~10日(水)
会場青少年研修センター
内容教区内の高校生世代の掘り出しと道内関連校との連携
所感・報告 全道各地から参加して下さった10名の子ども達、そして引率の先生方と共に、 「人間してますか?」というテーマを通して仏様の教えに聞くという願いのもと、2 泊3日の日程を過ごしました。講師には、髙岡純孝先生(第13組顯正寺住職)をお迎え しました。
 1日目は、髙岡先生からお話をいただきました。人間にとって大切なことって何だ ろう?という問いかけから、「仏教は、私たちが、自分の都合にとらわれて生きてい ることを教えてくれます。そのとらわれが、大切なことを見失わせているんじゃない かな。」と問いかけてくれました。
 その後、レクリエーションを行いました。ユーモア溢れる内容で、参加者とスタッ フの距離が近くなったように思います。
 2日目も、初めに髙岡先生からお話をいただき、その後、ご法話やこの集いに来て感 じた事を話し合い、その思いをカルタ制作で表現してもらいました。
ある参加者は、先生が紹介された、少年研修部会で大切にしている「トイレのスリ ッパを揃えよう」という言葉を上げてくれました。先生の「自分が使ったスリッパを 揃えてないということは、自分以外の人が見えてない、感じてないということではな いかな?」という問いかけに対して、「スリッパの向きなんて気にしたことがなかっ た。次に使う人のことが見えてなかったということだと思った。人が見えてないとい うことは、心の中で人を殺しているのと変わりないのかもしれない…」と問いかけて くれました。参加者が、50音に当てはまる言葉を紡ぎ出すことを通して、仏の教えを 自分たちの生活とリンクさせ考えていく姿が印象的でした。
その後、制作したカルタでカルタ取りを行いました。全員で、無邪気な子どもの様 に走り・滑り・転げまわり、その興奮が会話を弾ませ、夜の交流会も楽しい時間とな りました。
 3日目は、感想文を書いてもらいました。その中で、「私の話を皆聞いてくれて、こ こは安心していられる場所だった。」という言葉が印象に残りました。スタッフの準 備が万全だったとは言い切れませんが、人と人とが向き合い、生の言葉を聞き合える 場が開けていたことが嬉しかったです。このような集いは、ともすると「楽しいかど うか」にとらわれがちになります。しかし、「聞法の道場」で法を聞きながら寝食を 共にするからこそ紡ぎだされる言葉や関わり合いに、お寺に集う意味があるのだと思 いました。
全道小中学生同朋大会
日時3月29日(木)~31日(土)
会場青少年研修センター
内容青少年教化活動の帰着点の場。寺属小中学生の集いからは参加者として、U-19の集いの参加者はスタッフとして継続参加
所感・報告 今年で第19回目を迎える全道小中学生同朋大会は「自分らしく」ということをテーマに、去る3月 29日より、青少年研修センターにて開催されました。130名を超える子どもたちが全道各地より集まり、 二泊三日の日程を共に過ごしました。
 開催中は、普段子どもたちが夢中になっているゲーム機や、漫画、カードゲームやスマホの使用は 原則禁止という生活を送ります。そして初対面の人たちと慣れない場所で過ごす共同生活という自宅 や学校といった普段とは違う生活を通して何かを考え、感じていくということは、子どもたちにとっ ても貴重な体験になります。
 講師に、小学生担当・圓浄照康氏、中学生担当・圓淨和之氏をお迎えし、子どもたちに「自分らし くいるとはどういうことだろう?」と問いを投げかけながら、お話をして頂きました。その中で、「 私達はみんな物差し名人になっているのではないないだろうか?その物差しは自分の都合によって伸 びたり縮んだりして確かなモノではないのに、それを使って色々な人や物を計っているね」と、私達 の日々の姿を確かめられました。
そして「仏教は鏡」というお話をされ、その鏡には「間違った物差しでなんでも計って比べ、一喜 一憂している私」が写し出されると、教えていただきました。また阿弥陀経の「青色青光 黄色黄光  赤色赤光 白色白光」という教言から、私たちはそれぞれ、他と比べる必要のない命、比べること のできない尊い命を生きているんだよと、呼びかけてくださっていることをお話しして頂きました。 座談の時間には、それぞれの班ごとにみんなが思う「自分らしさ」ということを話し合い、そして その話し合ったことを基にしながら、お話を聞いて感じたことを劇や紙芝居など様々なかたちで表現 してくれました。劇の中では、歌を歌う子や、子役さながらの迫真の演技を見せる子などもいて、会 場は大いに盛り上がりました。
 全道小中学生同朋大会は、毎年テーマを持って開催されています。しかし私達実行委員は開催期間 中、日程に追われ、その大切にするべき「願い」というものをどうしても忘れがちになってしまいま す。そのため、お話の時間はスタッフ一同、子どもたちと一緒に聴聞し、特に子どもたちの言葉を聞 くことのできる座談の時間を大切に過ごすように努めました。
 来年はこの大会も20回という節目を迎えます。私たち実行委員も今一度事業内容を精査し、企画 や参加者への声かけといったことから、一つ一つ丁寧に行って参りたいと思います。