2018.09.09
❷[安平町追分 法養寺]2回目と近況まとめ
今日は組内有志で連携し、追分の法養寺さんで活動させていただきました。組長を筆頭に組内住職・若院・若坊守の総勢11名と法養寺さんご家族にて。ご門徒さんも来られています。お寺を大切にしてくださる気持ちが伝わります。
今日を含め3日間でかなり片付いたように見えます(※写真参照)が、生活空間や書籍関係はまだまだ時間がかかりそうです。
さて、個別に視察を行った方からの情報も踏まえて、現況についてまとめると以下のようです。
※震源地付近の寺院に関して
追分 法養寺
電気 ○
水道 ○
食料 ○
・建物内部の片付けにはまだ少し時間がかかりそう。生活は徐々に復旧。飲み水や生活用品の支給はきているが十分ではない。
安平 光専寺
電気 ○
水道 ×
食料 ○
・飲み水も生活用水も不足している。救援が必要。
遠浅 昭徳寺
電気 ○
水道 ×
食料 ○
・飲み水も生活用水も不足している。救援が必要。インスタント食品がメインになっている。
厚真 専厚寺
電気 未確認 昨日の段階では×
水道 ×
食料 ○
・飲み水は救援品で賄えるが生活用水は大幅に不足。救援が必要。食品はレトルトやインスタントがメイン。
厚真 正楽寺
電気 ○
水道 ×
食料 ○
・井戸水枯渇。飲み水はあるが生活用水が不足している。生活用水の救援が必要。
むかわ町の2ヶ寺は情報が得られていないので、確認でき次第掲載します。
総じて、飲み水は支援品で賄えているが、トイレや洗面、入浴や洗濯(食器など洗い物)など生活に関する水が行き届いていないのが共通しています。井戸水(地下水)をポンプで汲み上げて使っている家庭も多いので、電気の復旧と共に水道が復活している場所もありますが、地震の影響なのか濁った水が出たり、枯渇するケースもあり。また上水道も濁りが生じている場合はまともに使えるまで日数がかかる場合があるそうです。
食事に関しても生鮮品は流通がないので、備蓄されていた(支援された)インスタントやレトルトの食品が中心になっているので、健康に関する影響も今後留意しなければなりません。
これらは当該寺院に限ったことではなく、寺院がある地域(町)の生活者も同様であると思われます。各自治体の社協が中心となってボラセンの立ち上げに奔走していますが、もう少し時間が必要です。※9/9現在
災害発生時と今とでは、それぞれの状況の変化と共に需要も変化します。当時必要とされなかったモノが、今では心底必要になったりします。常に新しい情報に目を向けて、必要とする場所(人)に必要なモノが必要な量が届けられるように、正しい情報を共有したいと思います。なので、色々な情報を教えていただけると有難いです。
結論
9/9現在、被災寺院においては特に水が必要!!
停電が解消され物流が戻れば解消するでしょうが、今のところ被災地周辺地域では水の購入が難しい状況です。現地に送ると迷惑がかかるので、中継して届けたいと思います。被災していない近隣寺院の方々にはご協力をお願いしたいと思います。