2018.09.11
⑪[日高町 東照寺]
震度6弱の揺れを記録した日高町の富川にあるお寺です。
こちらのお寺も建物にダメージを受け、本堂内の仏具も転倒し落下しています。ご本尊が大きく傾いていますが、揺れの大きさを物語ります。また特に納骨堂に大きな被害があり、中の仏具類が飛び出し散乱しています。
震源に近い地域の寺院に共通して、納骨堂被害があります。構造上やむを得ないのかもしれませんが、今後のことを考えると何らかの対策は必要になろうかと思います。
また、復旧に関しても、本堂等の仏具の扱いについては誰でもお願いという訳にもいかず、さらに納骨堂に関しては飛び出した仏具やお骨などの場所の把握は、寺族以外では難しく、また一般のボランティアにはお願いしにくいところでもあります。他の被災寺院同様、近隣の僧侶たちで助け合ったり専門の業者さんが片づけを行ってはいますが、復旧には時間がかかりそうです。
〈写真協力〉
北海道教務所さま
〈情報提供〉
教王寺さま