2018.09.27
お彼岸の法要を勤めることができず、10月1~3日の報恩講(一年で最も大事なお参り)も無期延期としたため、例年であれば内陣のお荘厳(おかざり)に忙しくしているのにそれをしない不思議さを噛み締めています。
昨日一昨日と、福岡のはせがわ美術工芸さんにお越しいただき、須弥壇宮殿、御厨子含め本堂にあった仏具全般を持って行っていただきました。修理修復やおみがきをしていただくためです。一応来年夏前までの予定。
欄間(亀裂が入っていました)の彫刻を壊さないように運搬するために向かい合わせにして固定したり、巻き障子一枚一枚の間にきちんと緩衝材を挟んだり、専用のトラック(仏具を固定するために至るところにフックがあって晒し等で固定できるようになっている)にどうやったらうまく全部の仏具を搬入できるか寸法を測って色々と協議したり…エトセトラ
職人さんってすごいもんですね。
お西とお東で同じものなのに呼び方が違うものもきちっと使い分けてるし、今まで聞いたこともないような仏具のパーツの名前もポンポン使いつつ修理の内容なども丁寧に説明してくれました。
とても信頼できる。そんな印象を受けました。
一方で、空っぽになってしまった本堂を見て、改めて涙が出そうになりました。6月にあった法要が嘘みたい。むしろ今の現状が嘘であってほしい。でもどちらも現実としてあったこと、あること。ここでどう生きていこう?わからないままの私です。
段々何を言ってるかわからなくなってきたので、まずはここ2日間の報告まで。
あ、それと宣伝‼️10月6日を除く毎週土曜日、札幌のボランティア団体さんがうちの会館を会場にしてマッサージ等癒しの場を提供してくれます。もちろん入場無料、どなた様でもお越しいただけますので少しでもご利用くだされば幸いです!
〈ご報告〉
真宗大谷派 法養寺 若院 足利智文さま