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7月の公開講座【終了】

  • 日時7月18日(水)
  • 講師嶋地 正孝 氏(石狩市浜益区 天正寺住職)
  • 講題「この私を押しいただく」

『歎異抄』第一章に「弥陀の本願には老少善悪のひとをえらばれず」と教えられています。どんな者にも選びなく届いている願いがある。それが十八願の「十方衆生よ」と呼びかけ「もし生まれずは、正覚をとらじ」とはたらいているこころなのでしょう。しかし私達はみんながいただけるものは安物にしか思えません。逆に自分が苦労して得たものは宝物のように大切にします。安田理深先生は「念仏を安物と思ってないか?」とおっしゃったそうです。念仏だけでは物足りなくて、そこに自分がいかにお念仏から問われているか、気づかされたか、と真摯な姿を現そうとしている私達を指摘されているのでしょう。えらびなく届いているお念仏を申しながら、自分を何かで飾りたくてしかたない自分がそこにいます。
 浅田正作さんは「人生に花ひらくとは、この私が押しいただけたことです」といわれます。念仏申すということは自分を飾り、他を選んでいく自分に出会い続けていくことだと教えられているのでしょう。
 ある方が「仏様は立ってるだけで役立たず」と言いました。それは同時に私の見方であります。しかし、何の飾りもつけず無条件にここにあることはすごいことだと教えて下さっているのが仏様なのでしょう。如来の恩徳をいただいていきたいと思います。

[ 2012.06.24 ]