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4月の公開講座【終了】

  • 日時4月22日(月) 18時~20時
  • 講師四衢 亮 氏(高山教区不遠寺)
  • 講題「歎異の世界―宗教とは何だろう」

日本における最も有名な宗教書の一つである『歎異抄』。「先師の口伝の真信に異なることを歎き、後学相続の疑惑あることを思うに」(序分)、「一室の行者のなかに、信心ことなることなからんがために、なくなくふでをそめてこれをしるす。なづけて『歎異抄』というべし」(後序)。

親鸞聖人が亡くなられて、二十七・八年経った頃に成立したと考えられるこの書は、歎きの書です。教えを楯に取り、自分を正当化して、その正しさを誇ろうとする「異なり」は、自分にある問題ではないか。他の異なりを断罪し、糾し、正義を標榜していくのではなく、異なっていく人間を見つめ、なぜ異なるのか、どこにその人間の課題があるのかを深く汲み取った親鸞聖人の眼。それを伝えるからこそ、多くの人のこころをひきつけ、読み継がれてきたのでしょう。
   

[ 2013.04.03 ]