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1月の公開講座【終了】

  • 日時1月21日(水) 18時~20時
  • 講師松本 達也 氏(江別市 明勝寺住職)
  • 講題「異なっているのは誰か」

「死にたくない」「死ぬのが怖い」。小学生高学年頃からでしょうか、私が持ち始めた感情です。にもかかわらず、坊さんになりたくない、寺を継ぐのは嫌だと言って逃げ回り、老病死を抱えた生を問題とし解決されたのがお釈迦さまであり、そのお釈迦さまの教えが仏教だと知ったのは、京都の大谷大学に身を置いた28歳の時でした。
 子どもの頃から引っかかっていたことに応えるものがあった。それは驚くべきことでした。
 それから諸先生方、諸先輩方に怒られ叱られながら、決して真面目にとは言えないながらも、仏教に学び、宗祖の教えに聞き、お念仏のはたらきから「出あえるはずもなかったことに出あえた。」としていました。
 しかしそこには、大変な誤りがあったのです。
 聞き、知り得たこと、そして出あえたことまでをも自分の内に取り込み、自分のものとしたところから「南無阿弥陀仏」は消えていました。
 唯円は「ただ念仏のみぞまことにておわします・・・、一室の行者のなかに、信心ことなることなからんために・・・」と『歎異抄』を遺されました。
 「信心異なる」、異なっていることは何か、異なっているのは誰のことか、確かめたいと思います。

[ 2014.12.25 ]