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7月の公開講座【終了】

  • 日時7月15日(火) 18時~20時
  • 講師中岡 明秀 氏(第5組敬德寺住職)
  • 講題念仏の生活者

-南無なき聞法は歌を忘れたカナリヤである-

 かつて、念仏の教えに触れた時、 大きな感動があった。やがて、感動が薄れてきたのである。そこに、一つの疑義が生じてきた。

如来の誓われた念仏と私の称える念仏は、同じなのであろうか?普通なら、念仏の効能を疑うでしょう。念仏の信心とは、念仏によって大きな感動を獲たと云う処に立って、自分自身を問うのです。問うべき処は身の底に留める所なのです。

念仏は行者のために、非行非善なり。無意識の内に、念仏を自分のものにしていたと云う深い頷きがあるのでしよう。深い頷きとは、自分に興るはずもない心が自分の内に興ってきた、と云う驚きでしょう。そのこころは、長い間(時間ではない)仏願に背いてきたと云う自分への悲歎、そんな私を見捨てる事なく呼び続けて丁さっている仏への謝念があるのでしよう。

念仏の生活者とは、南無する世界をもっている。 南無なき聞法は歌を忘れたカナリヤである。

[ 2014.06.13 ]