親鸞Web | 真宗大谷派 北海道教区 教化本部のホームページ

HOME公開講座9月の公開講座【終了】

9月の公開講座【終了】

  • 日時9月19日(金) 18時~20時
  • 講師鍵主 良敬 氏(第19組聖光寺住職)
  • 講題「他力の悲願は―かくのごときのわれらがためなりけり―」

父の遺品の中に、戦後間もなく出版されたザラ半紙の『歎異抄聴記』がありました。
 何度か読破を試みたのですが、その都度挫折しました。何を言っておられるのか解らなかったのです。『歎異抄』を読む視点が欠けていたからです。
 この度、曽我先生の原点とも言われることのある『本願の仏地』にご縁をいただきました。その中の「地獄一定助かるまじき者だといふこと(機の深信)が原因となって、助かるということ即ち法の深信の結果を成就する」との示唆に出会うことによって、それが二種深信の問題であることに気づかされたのです。『歎異抄聴記』では「機の深信の外に法の深信なし」と言われています。
 では、それはどういうことなのか。助ける如来はどうなるのか。助かりようのない私がいるだけなのか。
 絶望的ともいえる、どういようもないお手上げ状態の自分を認めることが、「助かる」「原因」になるというのでしょうか。
 遅ればせながらですが、その意味が少し解りましたので、その点についてお話します。

[ 2014.08.22 ]