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2月の公開講座【終了】

  • 日時2月26日(木) 18時~20時
  • 講師小泉 元瑞 氏(江別市 瑞雲寺住職)
  • 講題「歎異の内景」

宗祖のお手紙には、「親鸞も偏頗あるものとききそうらえば・・・」と、わが身を偽らずに、告白された言葉があります。さらに、その教えをいただいた蓮如上人は、「たとい正義たりとも、しげからんことをば、停止すべき由候」、「仏法には、まいらせ心わろし」などと、自らの正義を主張し、固執することの問題性を指摘されています。それは他者の批判、そして排除に繋がるからでありましょう。
 「歎異」について廣瀬杲先生は、「言うならばお師匠さまに、ずいぶんご迷惑をかけました、という実感」であり、「歎異抄の作者自身が歎異された・・・切られた痛みを知らない人が過ちをただしていきますと、これは必ず冷酷な批判になる・・・だから歎異抄には涙がある」、と語られています。
 信心の異質化は、「ひとのこころをまどわすこと」(第11条)になり、後半の歎異篇を一貫する中身は「世間の欲心」(第18条)であると押えられ、結果、宗教の名において、人々を言い脅すことになると指摘されています。

[ 2015.01.23 ]