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5月の公開講座【終了】

  • 日時5月21日(木) 18時~20時
  • 講師高名 和丸 氏(奥羽教区正行寺住職)
  • 講題念仏申し本願のこころをきく

歎異抄第2章に「ただ念仏」という言葉があります。親鸞聖人が聞き取られた仏道をひと言であらわしている、大切な言葉です。ところがこの「ただ」という言葉を蓮如上人は、赤い勤行本にも載っている「御正忌」という御文の中で、「ただ南無阿弥陀仏をとなえるだけで助かると思っておったら、それはまったくおぼつかないことですよ」と述べています。そうすると二人の言っていることが違うように聞こえるという疑問が起こってくると思います。
 実は、蓮如上人の「ただ」は、中身がないという意味での「ただ」です。となえるという行為があるだけで信心という中身がない。親鸞聖人の「ただ念仏」というのは、ただ念仏申し本願のこころをきく、という信心のすがたをあらわす「ただ」です。ですから、二人の言っていることに矛盾はないのです。
 「ただ念仏」という正信念仏の仏道を歎異抄は生き生きと語っています。

[ 2015.04.19 ]