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11月の公開講座

  • 日時11月13日(水) 18時~20時
  • 講師谷本晃久氏(北海道大学)
  • 講題北海道「開拓」の光と影

 十勝野に広がる美しい農地。190万都市札幌の煌めく夜景。北海道のこうした風景からわたしたちは、何を読み取ることができるのでしょうか? その影には、開拓移住者の労苦とともに、アイヌ民族の受けた、強制移住やマイノリティ化に伴う社会経済的不利益を被らざるを得なかった歴史があることを忘れてはいけません。
 また、150年前に松浦武四郎の提案した道名・国名に込められた意味を、武四郎の経歴や志士としてのスタンスを踏まえて検討すると、武四郎の帯びる「アイヌ民族との共生のモデル」という一般的なイメージとはやや異なった姿もみえてきます。こうした問題意識を踏まえ、おはなしをする場である札幌の個別具体的な歴史をも題材にとり、「北海道」150年の歴史をどう振り返り共有していくかについて考えます。

谷本晃久(たにもとあきひさ) 専門は日本近世史。1970年、札幌生まれ。1998年、学習院大学人文科学研究科史学専攻博士後期課程を中退し同大学文学部助手。その後、北海道教育大学岩見沢校助教授などを経て、現在、北海道大学大学院文学研究院教授。著書に、『近藤重蔵と近藤富蔵』(山川出版社、2014年)、『北海道の西本願寺』(共編著、北海道開教史編纂委員会)、「近世の蝦夷」(藤井譲治編『岩波講座日本歴史』第13巻近世4、岩波書店、2015年)など。

[ 2019.10.22 ]