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2月の公開講座(中止)

  • 日時2月26日(水) 18時~20時
  • 講師中西直樹氏(龍谷大学教授)
  • 講題日本仏教海外布教の歴史的検討 ―真宗大谷派のアジア布教の検証を通じて-

近代以降、真宗布教をとりまく環境は大きく変化した。門信徒のあり方が多様化し、寺檀関係を前提とする従来の伝統的な布教だけでは対応できない状況に直面した。学校・職場・病院・軍隊・監獄・海外などの多様な場での布教、青少年・女性など年齢・性別による信者の組織化、文書・通信・仏教唱歌などの布教アイテムの開発などが必要となり、これに対応した布教体制の整備・布教内容の充実や布教者の養成などが大きな課題として浮上した。
とりわけ海外布教は、日本の封建的社会と密接な関係のなかで教団組織を構築し、権力からの保護的あり方を甘受してきた真宗に、普遍宗教としての伝道の目覚めを促す事業となり得るものであったと言えるであろう。しかし、実態はどうであったか―。本発表では、日本仏教の海外布教の動向を概観するとともに、大谷派のアジア布教の一端の検証を通じて、この点を検討したい。

中西直樹(なかにしなおき) 龍谷大文学部教授・本願寺史料研究所委託研究員 1961年生まれ。龍谷大学大学院修士課程修了後、筑紫女学園大学准教授等を経て、2013年から現職。著書に『仏教海外開教史の研究』(不二出版)、『植民地朝鮮と日本仏教』(三人社)、『近代西本願寺を支えた在家信者―評伝松田甚左衛門』(法藏館)、『明治前期の大谷派教団』(法藏館)、『新仏教とは何であったか―近代仏教改革のゆくえ―』(法藏館)など。

[ 2020.01.26 ]