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死刑制度問題班⑤

5月10日、死刑制度問題班の第5回実行委員会がオンラインで開かれました。

死刑制度問題班では5月27日13時より、公開講演会『弟を殺した彼と、僕』を実施いたします。本来であれば感染症対策を徹底した上で、集会型とオンラインを併用したハイブリッド配信を予定しておりました。しかし、昨今の新型コロナ感染症が全道的に拡大している現状を踏まえて、オンライン配信のみで実施することになりました。

どのような形で実施すべきなのか、また、オンライン開催となった時に必要な事柄について、実行委員会の中で話し合い、確認が行われました。

また、講師である原田正治さんに聞きたいことを、班員それぞれが考えて文字に起こして用意することとなりました。どのようなことを尋ねたいのか、実行委員会の時間を使って共有されました。

原田正治さんは著書『弟を殺した彼と、僕』で、「被害者と加害者をともに崖の下に放り出して、崖の上では、何もなかったように、平和な時が流れている」(115ページ)と述べています。

私自身、知ることが無ければ、被害者(遺族)にも加害者にも目を向けることなく日々の生活を送っているのでしょう。私の居場所を崖の上だと見上げる人の存在に気づくこともないままに。

原田さんとの再会が楽しみな一方、怖いなと思う部分もあります。それは、崖を知らずに、手を差し伸べなかった私。崖から、できれば目を逸らして、考えたくない私が露わにされるのではないかという不安感でしょうか。

真宗僧侶として、私の問題として学ぶというのはどういうことなのか、考えています。

(報告者:秋山 智)

[ 2021.05.16 ] 死刑制度問題班