HOME教化本部からのお知らせ同朋教化を考える懇談会事前会議①

同朋教化を考える懇談会事前会議①

2022年11月14日、ウェブ会議にて同朋教化を考える懇談会事前会議①がおこなわれた。本懇談会は、3年間休止していた「推進員教習担当者研修会」を、各組、各寺院、各別院の教化活動が、より充実することを願いとして名称を変え開催するものである。

まず、「真宗同朋会運動の願いに学ぶと同時に、《同朋の会推進講座(推進員教習)》・《帰敬式法座》・《元気なお寺づくり講座》の趣旨、実施方法の共有と情報交換を通して、組・寺院・別院が共同すべき教化の意義をたずね、一人ひとりが宗祖の同朋精神に出会う」という研修趣旨と、真宗同朋会運動の願いを部会長の方から確認し、そのあと協議事項に入った。本懇談会はウェブでの半日開催ということで、内容の充実を図るために事前アンケートを各教化委員長にお願いすることにし、その内容を話し合った。

教化という言葉を考えるときに思い出すのが、2014年の北海道教区宗祖親鸞聖人750回御遠忌事業での、「青少年教化の方向性を問う~親鸞への旅~」専門部会で、当時スタッフとして関わらせていただいた時のことである。高校生をどう教化すればよいのかということばかり考えていた私に、「青少年を教化することではなく、青少年を通して自分が教化されなければならない。そこで自分と出遇い、青少年たちと出遇えるのではないか」という講師の言葉である。

研修会を企画する側に立つとにすぐに忘れてしまうのだが、教化の対象とはどこまでも自分自身であることを忘れてはならないと、改めて考えさせられたことである。

(報告者:曽我隆信)

[ 2022.11.18 ] 研修部会