HOME教化本部からのお知らせ公開学習会「是旃陀羅」差別問題

公開学習会「是旃陀羅」差別問題

2023年2月9日に公開学習会「是旃陀羅」差別問題が開催されました。

これまでの公開学習会や部会内での学びを通し、差別されてきた人たちとの信頼関係の回復及び「共に」という事を私たち一人一人がどのように受け止め、歩んでいくのか、当事者であります岡田英治氏(部落解放同盟広島県連合会委員長)をお招きし開催する運びとなりました。

岡田氏は冒頭に「今ある部落差別問題の現実を知らなければ『是旃陀羅』という言葉が宙に浮いてしまう」と述べられ、ご自身が受けてきた差別や社会で起こっている差別の現状などをお話しされ、「差別の本質を取り除くことが大事である」と指摘されました。また、それは問題を具体化することに物事が進んでいき、広島県連は独自に水平社宣言の「兄弟よ」を「兄弟姉妹よ」としたことや、大谷専修学院が「ブラザー・システム」という語を「オールスチューデント・システム」へと改定したことを紹介され、「是旃陀羅」の文言をどう運用するのか、みなさんに考えてほしいと参加者に呼びかけられた講師の表情がとても印象的でありました。

これまで私の中で被差別者の方々とどこで「共に」ということが成り立つのか、なかなかはっきりとしませんでした。この度の講義の中で岡田氏より「慈悲心」という言葉についてお話がありました。それは「相手と同じ地平に立って、共に悩み苦しみながら、共に起ちあがっていくこと」と教えていただき、その姿勢を私たちに呼びかけておりました。私は差別者、被差別者と平行線の関係としてこの問題を捉えていましたが、すでにして私たちは「共に」ということを呼びかけられていたことに気づかされました。

最後に当学習会はウェブ併用で実施したということもあり、多数のご参加をいただいているという思いが私にはありましたが、ある方が「まだまだ参加者が少ないよね、もっとみんなに聞いてほしい。また現地にも足を運んでほしい」と語っておりました。当学習会は今年度で4回目の実施とまだ新しい学習会であり多くの課題もありますが、もっと多くの方々に呼びかけ、ご参加いただける学習会になっていくことを願います。

(報告者:奥村翔)

[ 2023.02.23 ] 研修部会