HOME教化本部からのお知らせ新任住職研修会兼帰敬式伝達講習事前会議②

新任住職研修会兼帰敬式伝達講習事前会議②

3月15日(水)、15時から北海道教務所において「新任住職研修会兼帰敬式伝達講習事前会議②」が行われました。当研修会の講師を務めていただく巖城孝憲氏と野原量慧氏(帰敬式伝達講習担当)をはじめ、助言指導担当の酒井智氏と埴山和成氏に参加していただき、スタッフを含め、欠席者なし、ウェブ参加者なしの完全集会型での会議となりました。

池浦幹事の挨拶では、宮城顗先生の本に書かれていた、昔の人々は現在の私たちよりも、もっと言葉を動詞的に受け止めていたということに触れられていました。「老後>老いに入る、死>死に往く、如来>如(真如)より来る」というように、はたらきを持っていた言葉を現在の私たちはひとつの「名詞」として見ている問題点を指摘されており、その観点から「住職」という言葉もまた、ひとつの役職・立場としてみているのではないか。仏法を住持するものという到達点ではなく歩みの道程として「住職」を捉えてみてはどうか。と話されました。その後、鳥毛部会長からの問題提起として、真宗同朋会運動の原点を今一度、確認し、部会長自身が実際に経験された自坊での御門徒との会話を通して、宗祖と有縁の人々との間に「御同朋・御同行」という関係が生み出されていった出遇いの中に、教化の具体性が教えられているのではないか。それは同時に、自分自身の教えに向き合う姿勢や、日頃からの御門徒とのつながりを「教え」というところで持っているかどうかが問われると話されました。

協議事項では、はじめに当研修会の「呼びかけ文」について検討され、「御門徒とのあるべきつながりとは何か」という点において議論になりましたが、私自身の問題意識が問われるところであると痛感し、池浦幹事、鳥毛部会長の両氏によるお話からも、真宗の僧侶として歩み続けることは、常に教えに向き合う姿勢が問われてくるということをあらためて考えさせられました。

「帰敬式伝達講習」については、各自坊で住職による帰敬式が執行できるようになったことを受け、野原先生は「緊張感」ということを言われました。「本山、別院で執行されてきた帰敬式からみて、自坊で執行する帰敬式は、司会、掛役などが揃わないお寺もあり、住職が一人ですべてをこなさなければならない状況にもある。本山の厳かな雰囲気の中で受式される帰敬式との大きな違いが「緊張感」ではないか」と。野原先生のお話を聞いて、自坊で住職が帰敬式を執行するということは、「真宗の生活」の歩みを決心された御門徒の「おかみそり」をさせていただくという、住職として最も重大な責任であり、その「緊張感」という言葉からも責任の重さを感じました。

今回の事前会議は研修会に向けての最終確認でありましたが、私としましては、内容が濃くて、研修会を実際に受けたような感じがした事前会議でした。

(報告者:平祐紀)

[ 2023.03.21 ] 研修部会