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公開シンポジウム【ハンセン病問題班】

5月26日(金)教務所2階講堂を会場にハンセン病問題班公開シンポジウムが開催されました。会場には遠くは道外から参加者が集まり、ウェブ参加者と共にパネリストのお話をお聞きしました。(会場参加27名、ウェブ参加40名)

このシンポジウムは、パネリストにハンセン病国家賠償請求訴訟西日本弁護団代表をされた弁護士の徳田靖之氏、ハンセン病の元患者を題材とした小説『あん』の作者で大学教授のドリアン助川氏、ハンセン病市民学会共同代表・事務局長で、真宗大谷派金蔵寺住職の訓覇浩氏のお三方をお迎えし「人間を生きるとは」をテーマに予め用意された設問に答えて頂く形式で行われました。

パネリストのお三方は長い年月に渡って、それぞれ異なる立場からハンセン病問題に精力的に取り組み、療養所訪問など回復者との交流を続けられている方々です。この問題に対する関わり方に違いはありますが、お三方が共通して仰られていることが何点かあります。その中の1つがハンセン病における差別問題の構造は、国家言語民族歴史を超え人間の普遍的問題であるということです。

私にはこのお三方がお話をされる姿勢が、人間の普遍的問題であるということを踏まえた上で、参加者の方々が1人でも多くわかるように、専門用語を一切用いず、平易で丁寧な言葉を使用されているように見えました。できるだけ多くの人とこの問題を共有しようというお三方の姿勢が感じられました。本当に物事を知るということは、専門的な言葉を知識として知るということではなく、色々な方々と共有してこそ深まっていくのではないかと思わされました。貴重なお話をいただき、私自身の大きな学びになりました。

このシンポジウムは準備が整い次第、学習教材として北海道教区特設動画サイト「北海チャンネル」内でアーカイブ配信を予定しています。今回参加できなかった方も、もう一度視聴したい方ぜひ見ていただきたいと思います。

(報告者:大沼含)

[ 2023.05.31 ] ハンセン病問題班