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ハンセン病問題班②

11月20日14時より、北海道教務所にてハンセン病問題班の第2回実行委員会がweb併用で行われました。この会議では基礎学習の実施、班内学習会、現地学習会、第5回実行委員会の日程の決定がなされました。

基礎学習ではETV特集「らいは不治にあらず~ハンセン病隔離に抗した医師の記録~」の視聴と座談を通し、ハンセン病問題の受け止めを深め合いました。

視聴覚教材は医者であり大谷派僧侶でもある小笠原登氏のドキュメンタリー作品です。彼は国策によるハンセン病患者への強制隔離政策の中、患者に寄り添い続け、時代の趨勢を担う人々に糾弾されても、最後まで隔離に抗い、外来による治療を続けたといいます。

映像は2001年熊本地方裁判所にて「ハンセン病国家賠償請求訴訟」原告団が勝訴判決を勝ち取る場面から始まります。「人間として堂々と生きていける。ようやく人間になれた」と涙声で語る回復者の姿が印象的でした。隔離が始まって90年以上もの間、ハンセン病患者が人間扱いされない苦しみを受けていたことを回復者の方々のお話から知り、愕然としました。

私は、人間が対立し分断されることに悲しみを覚えるたびに、目の前の人と共に生きたいという願いに気付かされます。しかし、その一方で願いに反し自分の立場を守ろうと関係を分断する私がいます。

今回の基礎学習を通して、私の根底には、目の前の人と共に生きたいという願いがあることに気付かされましたが、しかし、その願いに背く自分の姿も知らされます。共に生きるとはどういうことであるのか、そのことが私の課題となるために人間を、私自身を教えてもらわなければならないのだと気付かされました。今後もそのための学びを深めていきたいと思います。

(報告者 : 金倉翔央)

[ 2023.11.28 ] ハンセン病問題班