死刑制度問題班②

2023年12月26日に死刑制度問題班「第2回実行委員会」が開催されました。午後1時頃より、札幌地方裁判所にて裁判の傍聴を行い、午後3時より教務所にて対面・WEB併用し、実行委員会を行いました。

実行委員会の内容は、裁判の傍聴内容の確認し、感想を語り合ったのち、今年度の実行委員会日程調整、班内学習会、現地学習会について協議しました。

裁判の傍聴内容は、大麻取締法違反、暴行罪等、4件の裁判を傍聴しました。薬物や大麻関連の裁判に関しては全件が再犯であり、薬物、大麻を手に入れるため、または使用後に自分自身を制御しかね、他の犯罪に手を染めてしまうという事例がほとんどでありました。

一つ気になったこととしては、「薬物をやめたら」「大麻をやめたら」落ち着いた生活に戻れるという裁判内容が多かったことです。薬物・大麻を断ち切る難しさというものはあると思いますし、現代社会を生きていく上では当然断ち切らなければいけないものであります。しかし、私達はどうしても「薬物が悪い」「大麻が悪い」と外に責任を押し付けていくということです。「薬物・大麻に依存しているものは私」、その「私」という人間の心までは問題になっていかないところです。薬物・大麻をやめさえすれば元の生活に戻れるという事の危うさを感じると同時に、そこに過ちを繰り返してしまうということへの1つの問題があるとも感じました。

犯罪は軽重によって法律で刑の重さは変わってくる。それは社会を生きているということであります。しかし私はテレビを見ている時、自身の感情を基とした自分の中で作り上げた法で、軽重をつけ犯罪を裁いています。その心は常に再犯していますが、その心を問題とすることはありません。これから部会に関わっていく中で、人が人のいのちを裁いていく権利はないという仏法の眼を教えられながらも、自身の感情によって人を裁いている人間の目で生きる私が、より繊細な現場に立つことを想像すると、今はただただ恐いという思いでいっぱいです。

(実行委員 亀谷 哲)

[ 2024.01.05 ] 死刑制度問題班