2011.02.08
【展示】
第1期 開催期間
2011年3月12日(土)~5月28日(土)9:00~16:00
※3月12日は10:30~17:00。毎月19日~28日は8:00~17:00
(9:00~9:50頃、一時、場内整理を行うことがあります。ご協力をお願いします。)
第2期 開催期間
2011年10月29日(土)~11月30日(水)9:00~16:00
会場: 東本願寺 高廊下・参拝接待所ギャラリー1F・B1F・B3F
【公開講演会】
日時:2011年4月30日(土)13:00~15:00
会場:東本願寺 御影堂
出演:講演者・パネリスト:中村富子氏(久子さん二女) パネリスト: 三島多聞氏(中村久子女史顕彰会代表) コーディネーター: 鍋島直樹氏(龍谷大学教授)
【展示の概要】
3歳にして両手両足を失った中村久子さんの生涯は、言語を絶する感動の人間ドラマです。その生涯は、NHK「こころの時代」や民放テレビ番組でも広く紹介されました。 三重苦を乗り越えた「奇跡の人」ヘレン・ケラー女史から「私より不幸な、そして私より偉大な人」との言葉を贈られた彼女の存在は、「日本のヘレン・ケラー」とも称賛されています。
幼少時に「特発性脱疽(とくはつせいだっそ)」になり、両手両足を切断した彼女は、苦難と悲痛に満ちた人生を歩み始めます。しかし、彼女を支えた人々や『歎異抄』との出あいをとおして、苦難の境遇と障がいの身の事実を真正面から引き受けて、力強く人生を生き抜かれました。
今もなお多くの方に感動を与える彼女の生き様は、国・民族・文化・宗教・貧富・障がいの有無などの差異(ちがい)を越えて、現代に生きる私たちに、「いのちの尊さ」や「人として生まれ、人として生きていくことの深い意味」を鋭く問いかけてきます。
だれしもが生きることに悩み、生きることの意味を見失いかけている今日。
ご来場くださる皆様には、彼女の苦悩に「人」として悲痛し、彼女の生きる力に「人」として共感いただき、ご自身の生き方を見つめ直してみる大切な機会にしていただければと思います。