2019.04.15
4月3日~6日、原発問題班の現地学習が行われました。
今回は1999年9月30日JCO東海事務所の核燃料加工施設内で核分裂連鎖反応が発生し、これにより至近距離で中性子線を浴びた作業員3名中、2名が日本で初めて事故被曝による死者となった東海村を中心に視察をしました。
3日、親鸞聖人ゆかりの場所を尋ねる。
4日、東海村にある原子力科学館を訪れ、原子力の仕組みや生活や医療でいかに放射線が利用されているかを学びました。また展示場にはJOC臨界事故や福島の原発事故に関するコーナーもあり有効利用と危険性の両面を考えることが出来ました。
5日、茨城県願船寺の藤井学昭氏とJCO臨界事故で屋内退避を経験した谷田部裕子氏に同行いただきフィールドワークとして東海第二原発と隣接されている東海テラパーク、そしてJCO臨界事故現場を視察。午後からは脱原発の運動をされている方々と懇談会をすることが出来ました。
6日、場所を東京に移してNHKチーフプロデューサーでJCO臨界事故を取材されていた岩本裕氏にお話しを伺うことが出来ました。
今回の現地学習では宗祖のおられた地で、原子力の名の下にさまざまないのちを脅かす問題があることにも、真宗学徒としての責務をあらためて考えさせられました。