2020.02.18
17日、北海道教務所講堂に於いて研修部会主催による公開講演会『是旃陀羅』が開催。
当日は雪の影響で悪路の中、道内各地より50名ほどの方が参加をされました。
講師として阪本 仁 氏(解放推進本部)と鶴見 晃 氏(本山教学研究所 所員)にお越しいただき観無量寿経に説かれている「是旃陀羅」について講義をいただきました。
阪本氏からは「是旃陀羅問題」の発端となった部落解放同盟広島県連から指摘の経緯をはじめ、本山解放推進本部の取り組みや現在の見解、また今後も様々な協議議論の重要性を投げかけられました。
鶴見氏からは釈尊在世のインド社会の身分制度であった「四姓」を背景とした「旃陀羅」について説明をいただき、なぜ「四姓」が必要だったのか。そしてそれが日本の差別問題にどう影響を及ぼし、宗祖はどのように受け取られていたのかなどの見解をお聞かせいただきました。