2020.11.29
2020年11月25日(水)、今年度第1回目の常任本部会(ZoomによるWeb会議)が開催されました。
先ず木曽修教化委員長は冒頭挨拶において、この度の新門首就任の表白より「念仏のサンガは私たちを立ち上がらせていくような、生きる力を与えるもの」との一節を紹介され、コロナ禍でその願いを伝えずらい状況だが、決して諦めることなく、私たちが出来ることを一つ一つ積み上げていけるよう力を頂きたいと述べられました。
引き続き寺澤三郎本部長からは『正信偈』の「重誓名声聞十方」に依り、南無阿弥陀仏の声を聞信していくことがどの時代にあっても、どんな場所に生きる人においても、その名号を聞くことをもって救われていくということが真宗の大事な要であり、北海道の諸先輩はこの一点を大事にし、外すことなく教化の現場で開いてきて下さった。コロナ禍でもコロナ禍でなくても南無阿弥陀仏の名を私たちが聞信する-この一点の所で北海道は歩んできたし、これからも歩んでいくべき。どんな施策も念仏の声を聞くということが落ちていくなら、それは真宗の教化ということになっていかない。事業計画が難しくなる中でどのように手を変え、品を変え表現していくかという中にあっても、南無阿弥陀仏の名を聞信していくということをどういう形で教区に、そして誰に向けて表現していくかということが大事なこと、とありました。
協議事項は「教務所報告」、「本部内各種第1回ウェブ会議実施・所感報告」、「広報報告」、「事業実施に関する方向性の検討」、「幹事・部会長の役割の検討」等。今年度事業実施に向け、様々な教化本部の動きについての具体的な話し合いをスタートする場となりました。
各部会、班の会議所感や要望などから、ウェブ会議の利点と同時に具体的課題、またそれぞれが結束・協議・学習を深めるにあたり、集まりたくても集まれない現状に歯痒さを抱えている点も見受けられました。
(総務 前田瑞人)