2020.12.14
12月8日研修部会の第2回実行委員会が開催され、前回同様ZOOMを利用してのweb会議となりました。池浦幹事に挨拶を頂き、公開学習会「是旃陀羅」と新任住職研修会について、開催に向けてより具体的な話し合いが行われました。部会長からは、前期教化本部が熟考し計画された二つの研修会の実施に向けて建設的な会議にしていこうという一言がありました。
公開学習会「是旃陀羅」については、会議当日までに各自で「是旃陀羅」に関する資料を読み、その教言についてそれぞれの所感を述べました。その中で、普段法要等で読誦している『観経』の「是旃陀羅」という差別用語が自分自身の問題となっておらず、言葉に対する受け取りや認識が不明瞭な部分が多くあるという意見がありました。そのため部会内学習会の実施を望む声が挙がりました。
また、公開学習会の実施に当たり、どのような開催形式とするのかが議論の焦点となりました。先の見えない状況の中、集会型の学習会が可能であるのか、公開学習会ということであれば広く参加者を募るためにwebの活用をどのようにするのかが話し合われました。最終的に参加者数を制限した集会型と、ZOOMを活用したweb配信型の両方を実施し、スタッフ・参加者ともに柔軟に対応できる開催形式となりました。
新任住職研修会については、集会型の開催でなければならない内容も含まれているので、感染状況に注視をしながら、webの活用や開催日数の短縮などを視野に入れつつ、今後の実行委員会で話し合うことが決められました。
現在の社会情勢がもたらす様々な制約の中で、従来通りの研修会の実施が適わない今、研修に何を求めていくのかを問い直す良い機会だと思いました。
(根室別院 辻内野悠)