2020.12.23
12月14日(月)第2回実行委員会がWeb会議にて開催されました。
委員会は、宮本部会長による常任本部会報告、コロナ禍においての松丘保養園への訪問の現状(2021年3月末までの訪問中止)を確認しました。そして、参加者全員でNHKスペシャル「ハンセン病 隔離はこうして続けられた」(2001年放送)を視聴し、その内容を踏まえ座談を行いました。
座談では、コロナ禍での感染者、医療従事者への偏見・差別と、ハンセン病問題におけるそれには「善意」という共通問題があるのではないかということが話題となりました。双方ともに「悪意」で感染者を排除・攻撃・傍観するのではなく、感染から家族や仲間を守りたいという「善意」から行われる一面も考えられます。そのことから、加害者は差別を行っている認識もなく、その行為を「悪」として考えることができないのではないかと感じました。
改めて、ハンセン病に関わる差別・偏見の歴史、その時代における教団の在り方を学び、そのことから自らの持つ差別心について向き合っていくという課題をいただきました。
(実行委員 大沼 含)