2020.12.25
12月23日、原発問題班の第2回実行委員会がWebにて開催されました。
まず、宮本部会長と浅野班長から挨拶のあと、動画資料としてYouTubeに投稿されている中田敦彦氏(オリエンタルラジオ)のYouTube大学『人類の課題「原発」の歴史』と『国家や大企業の利権が絡む原発の真相』を視聴し、原発誕生の歴史から日本の原発建設までの経緯や、原発によって生み出される利権の構造などを知ることが出来ました。また中田氏は「原発の問題は日本だけでなく、人類(いのち)の課題である」と述べられており、原発問題班で受け継がれてきたテーマ「原発問題は私の問題です」の背景が見えたような気がしました。
今回、原発問題班に関わり初めて原発を深く考える機会を与えられ、私自身が今まで原発の問題というものをあいまいに受け止めていたことが知らされました。「原発から自分の住んでいる場所までの距離を計算して、自分のところは他の地域より放射能の影響は少ないから大丈夫」「周りもそんなに気にしてないから騒ぐことでもない」「今すぐどうなるものでもないからそんなに焦らなくても構わないのではないか」という事なかれ主義な自分が浮き彫りにされた気がしました。また浮き彫りにされた自分の在り方は、現在のコロナ渦での考え方や振る舞いにも共通するように思われます。
最後に、宮本部会長から「私の問題であるという気づきが大切であり、考えることがなければ問題にならない。制度や国を批判することは簡単だが、そこから自分が何を問われているのかを聞いていく姿勢が大事」という確認がありました。
まだ実行委員会の回数も少なく、班員の方々と画面上でしかお会いしたこともないですが、これから社会問題の解決をゴールとするのではなく、私自身はもとより、後に学ぼうとする方にとって学び種となるような学習をしていきたいと思っております。
(実行委員 金谷 智晃)