2020.12.31
12月23日、第8期教化本部少年研修部会の第二回実行委員会がweb会議にて開催されました。
今回はコロナ禍における全道小中学生同朋大会(以下、同朋大会)の開催方法について、具体的にどのような形が望ましいのか、話し合いました。
同朋大会は、例年であれば多くの参加を頂きながら、2泊3日の日程を共に過ごすわけですが、コロナ禍の現状を鑑みて、非集会型という条件のもと、その開催方法について部会員が各々の意見を発表しました。
また、それを考えるに先立ち、小川部会長から資料が配布され、真宗同朋会運動や北海道教区教化体制の歩みについて振り返り、同朋大会にかけられた願いについて確認作業を行いました。
「教区の教化は教区人の手で」という北海道教区諸先輩方の願いや、「教化活動の基本は、まずこの私自身が聴聞し、教えを聞くこと」という言葉が印象に残りました。
ついつい「教える」側に立とうとする私自身もまた、小さな人(子ども)たちと同様に、如来に教化される立場であること、また、目の前の小さな人とどう向き合っていくのか、スタッフ同士が相互に確かめ合っていくことなどを確認しました。
以上をふまえた上で、今回の同朋大会の形について様々な意見が発表され、改めて、共に考えることの大切さを感じたことでございます。
私自身、今年に入って自坊での法要や行事はそのほとんどを中止とする決断をしてまいりましたが、この会議で皆さんの意見をお聞きしながら、一つだけ後悔しました。
それは、私自身、段々と中止することが常態化して、そこにかけられた願いを真剣に考えなくなっていたのではないかという事です。
この度、例年とは違う形で同朋大会を開催する(予定)ということで、結果としていつも以上に同朋大会とは何なのかを考えるご縁をいただいているように思います。
まわりの方々の意見に耳を傾けながら、私自身改めて同朋大会とは何なのか、しっかりと確かめていきたいと思います。
霜田龍秋