2021.02.19
2月12日に研修部会、「是旃陀羅」部会内学習会が北海道教務所での集会型、ZOOMでの配信型を併用し開催されましたのでご報告いたします。
部会内学習会では、各実行委員がA4用紙一枚程度にまとめ、作成した「是旃陀羅」問題についての所感をもとに座談会が行われました。所感の作成にあたっては、北海道教務所の鷲嶺駐在より、「是旃陀羅」に関しての入手可能な諸種資料を12月に提供いただき、それらを参照して所感を作成しました。参考として、12月、および今回の会議までに追加された諸資料の文章の名称のみを列挙すれば、『真宗』(1932,2017,2019,2020年)『教化研究』(164号)『身同』(39号)『ともしび』(2020年6月号)『同関協だより』(60,61号)『部落問題学習資料集』であります。
座談会においては、各実行委員それぞれの視点から所感が述べられており、部会内における問題意識の共有、また諸資料に対してのより正確な理解を得るための攻究がなされました。また3月に予定している招聘講師との事前会議に向けて、どのような点について講義いただきたいのか、その点についても部会内で意見が交わされました。
閉会にあたり池浦幹事より、第8期の研修部会員としての任を与えられたことにより、「是旃陀羅」という問題が果たして「私」の問題となっていくのかが問われているのだが、部会内におけるこの学びを通して、同時に自己自身のあり方が掘り下げられていくのではないかと述べられ、あらためて「是旃陀羅」問題を学習する意義を確認しました。
(実行委員 楠宏生)