2021.03.08
【教化懇談会】
2021年2月24日(水)北海道教務所において教区教化懇談会が開催されました。
教区会より桂井智善 議長、石川誠丈 副議長、古海公丸 学事教務委員長、渡辺仁海 学事教務副委員長にご出席を賜り、常任本部会・教務所より事前に提示された案件(教区教化・慶讃法要に関する事業、予算、諸会議の持ち方など)についてそれぞれの立場から建設的な意見交換、要望確認がなされました。限られた時間でありましたが、今期向こう2年半の教区教化の課題、教化本部の方向性などについて、本部と教区会それぞれの代表が共通認識を持って歩むスタートの場ともなったように感じます。
また今回は懇談会に先立ち、寺澤本部長からの問題提起(「教区教化の意義と教化本部の仕事とは何か」)、そして金石潤導先生(南第3組開正寺住職・前教化本部長)からの講義(講題「教化本部・教化について思うこと」)をいただきそれぞれの経験、立場から思うところをお話しいただきました。
先ず本部長より、教区教化の意義、本部の仕事とはということについて、人との出会いを通して学びが広がり、課題が深まるとして、教えの場で一緒に育てられ聞法生活を続けていくことの大切さとそこに立ち返り念仏の教化伝道活動を展開していくことが本部の務めであるなどの問題提起がありました。
続いて金石先生からは教化本部の立ち上げ以前の本部要員としての関わりや発足当初のご苦労や組織の雰囲気などの点から本部や教化について思うことを語っていただきました。教区は宗門内中間組織として教化について考え、悩みながら理念と指針を伝達する責務があるということで、そこに教化本部の果たす役割があるということ。しかしそのことは表層であり、深層をえぐり明らかにするのが如来の仕事であると確かめられました。
この度の問題提起と講義は各部会長・班長・実行委員の皆さんにもZoomを使い任意で聴講していただきました。今期教化本部の仕事に初めて携わる方もおられるので、本部発足の願いや意義、歩みの変遷などを確認するうえでよい機会になったように思います。
(総務 前田 瑞人)