2021.04.02
3月30日、4回目となる実行委員会をハイブリット形式で行いました。
まず北海真宗8月号の教化本部通信に掲載する内容を協議するにあたり、それぞれが原発の問題について学んだ感想やどこに注目しているかの意見を出し合いました。実行委員からは「日本における電力事情」や「女性・子供に対する影響」、「原発以外の発電方法と影響の比較」など様々な意見が出る中で、「実際にどのような痛みを抱えているのか現地の生の声が聞きたい」といったコロナ禍による、もどかしさを感じる意見も出されました。次回の講師をお招きした班内学習を踏まえて、原発班として何を発信していくのかを更に深めて、紙面発信できればと考えています。
また来年度以降の現地学習候補地についても協議を行い、今なお先の見えない廃炉作業と避難生活を余儀なくされている福島を含め複数の候補地が出されました。コロナ禍により実現するか不透明なところは否めませんが、今後は目的を明確にしながら選定を行っていく予定です。
最後に次回4月13日の班内学習の内容を確認しました。班内学習には小野有五氏(北海道大学院名誉教授)にお越しいただきお話を聞かせていただきます。
小野氏は原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場選定プロセスの第一段階となる「文献調査」が行われている寿都町・神恵内村の問題から、同じ北海道に住む我々がこの問題とどう向き合うのかを分かりやすく各地で講演活動をされています。
小野氏は18時からの公開講座でも講演されますので、お時間のある方は是非ご参加をお願い致します。
(報告者 浅野世央)