2021.05.05
4月22〜23日に「部会内学習会・実行委員会・全道小中学生事前会議(1泊2日 於:東本願寺北海道青少年研修センター)」を開催いたしました。この度の集会型会議では、新型コロナウイルスの感染予防策を徹底しつつ(詳細な感染予防策につきましては前回の少年部会の投稿をご覧ください)、これまでの半年間のウェブ会議において、オンライン上ではカバーしきれなかった作業や協議、また学習会を日程に詰め込む形で開催したことであります。以下、この度の会議の内容を項目ごとに報告させていただきます。
【部会内学習会・座談会】
まず、部会内学習会を開催しました。御講師に巌城孝行氏(第4組 専修寺・元少年研修部会長)をお招きし、「聞」というテーマのもと、子ども会において先輩たちは子どもたち(小さな人たち)との関わりを通して何を聞いてこられたのか、そして改めて、実行委員としての私に願われていることは何なのかということをお話しいただきました。先生はご自身が少年研修部会に身を置かれていた際の経験や、御自坊の子ども会での参加者との関わりを通して抱えられた「後悔」をお話しくださいました。その中で、「誰もが子どもをナメているのではないですか?」という問いかけがあったのですが、その後の座談会の話題の中心となるぐらい実行委員それぞれの心に重くのしかかったことばでありました。自分はどのように人と関わろうとしているのか、どのように子どもを見ているのか。「同朋」という言葉を使いながらも、目の前の人の苦悩を知ろうともしない私たちの意識が炙り出されたような感覚をそれぞれに抱いたことであります。残り2年の任期を歩み始める前に、大切な問いかけを賜ることが出来ました。
【実行委員会(メッセージハガキ・子ども会用テンプレートの作成作業)】
以前から報告させていただいております通り、少年研修部会では、今年度休止となった事業(寺属小中高生の集い・U-19の集い)の前年度の参加者に向けたアプローチとしてメッセージハガキを、また、教区内の御寺院様の子ども会立ち上げの一助となることを願いとした子ども会用テンプレートを、現在作成していることであります。
この度の集会では、こちらの作業も進行させていただきました。2日間で寺属小中高生の集いのメッセージハガキと、子ども会用のテンプレートは完成に至り、年度内の発送や親鸞Webへの掲載の準備が整いました。U-19の集いに関しましては、道内の関係学校に配布する参加奨励ポスターを現在作成しており、こちらも年度内の発送を目標としているところであります。
【全道小中学生同朋大会事前会議(送付DVDの収録・返送物の準備作業 他)】
非集会型で開催される今年度の全道小中学生同朋大会。こちらに関しても以前から報告させていただいております通り、参加者に対して法話とスタンツを収録したDVDを送付し、視聴した参加者に反応を返送してもらい成果物を作り上げる、という形での開催となります。
この度の集会では、DVDの収録を中心に作業をいたしました。これまでのウェブ会議で作成を進めてきた法話やスタンツでしたが、実際に初めて実行委員が集まってみると、オンライン上では想像しきれなかった調整や修正が必要となり、1日目はそれぞれに意見を出し合いながら次の日の撮影に向けた準備に取り組みました。
2日目には、業者の方にお越しいただき撮影を行いました。現在、編集作業を行っていただいており、予定通り5月下旬〜6月上旬には参加者のもとへDVDを送付させていただきます。
様々な制約の中で取り組んできた今年度の全道小中学生同朋大会。実行委員の方々は、それぞれに「つながる」というテーマについて真剣に考え、語らい、参加してくださる子どもたちに思いを馳せながらこの度のDVDを完成させてくださいました。教区内の皆様におかれましては、何卒お近くのお子様に参加奨励のお声がけをお願い申し上げます。
また、申し込みにつきましては、先ほど発送されました「北海真宗 5月号」の封書に開催要項と参加申込書を同封させていただきました。お声がけの際、要項に添付してございますQRコードを読み取っていただきますと、全道小中学生同朋大会の予告動画が再生されます。こちらをご覧いただきますと、今年度の開催方法がわかりやすく説明されており、参加奨励の際にご活用いただけるかと思います(こちらの予行動画もこの度の集会で作成させていただきました)。
今後は未だ返送物に関する作業が残っておりますが、実行委員としましてもそれぞれに精一杯参加奨励に努めてまいりたく存じます。改めまして、教区内の皆様におかれましてはご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
(報告者:小川 大授)