2021.05.11
2021年4月30日、同朋教化部門第3回部門会議を行いました。この度の会議では、当部門の次年度の事業計画と予算について主に協議がなされました。今年度については教区内のほとんどの事業が休止となりましたが、次年度については一昨年度と同程度に事業を再開していければと考えております。その中で重要となるのはやはり感染症対策ですが、今期実施した事業を一つの試金石として次期事業に繋げていければと思います。
感染拡大に伴い益々分断の深まる現在ですが、改めてお寺という場処のことが思われます。私どものお寺でも、満堂になることが願われ創立された本堂は、今では開かれる法座でも距離を取りまばらに参詣者が座られるという現状です。平生でも中々満堂になることはなかったのですが、それでも賑やかだった報恩講が今はより大切に思われます。WEBという選択肢は今となっては法座や研修会を開くにはなくてはならないツールとなりましたが、実際に身を据える場処としての本堂は一体どうなっていくのだろうか、万難を排して御堂を建てられた先人達の思いにどうやったら応えていけるんだろうか、ということも最近つとに考えさせられます。私どもは研修会(法座)を開くことを本務としていますが、その場を作り上げた人、それを相続してきた人にも思いを馳せて、「場」を大切にする事業を展開していきたいと思います。
(報告者: 幹事 池浦 良敬)