2021.05.31
5月25日(火)15時より第5回実行委員会がzoomを使用しweb会議として行われました。
協議内容は、
1、5月12日(水)~13日(木)と5月21日(金)にそれぞれ行われた新任住職研修会兼帰敬式伝達講習と公開学習会「是旃陀羅」の事業報告。
2、2021年度実施予定事業(1、新任教師研修会 2、公開学習会「是旃陀羅」 3、法話研修会 4、得度研修会 5、教化伝道研修会)の講師並びに助言指導の先生の選定、担当スタッフの決定。
3、教区教化テーマについて。
でした。
1については、研修部会で行う研修では初めてwebを主とするものであったため、その運営の難しさ、とくに座談を行う難しさと、長らくパソコン画面を見続ける身体的負担について実行委員より意見が出ました。そんな中、「もちろん運営面の見直しはとても大事だが、研修会の中身について話し合うことを忘れてはいけない。」そして、「運営をしっかりすることは大前提だが、我々スタッフも参加者の一人であるということを見失ってはいけない」という意見も出て、このことはその都度確認し続けなくてはならない大事な意見であると感じました。
2については、とても難しい話し合いであり、それぞれの研修会がどのようなものになるかということの大きなウェイトを占めるということもあり、18時までの予定であった会議ではありますが、大幅に時間を超過することとなりました。しかし、時間をかけ、丁寧に話し合った甲斐もあり、満足する話し合いができたと感じています。後はご都合が合い、お引き受けいただけることを願うのみです。
3については2の協議が長引いたこともあり、なかなか満足する時間がとれませんでした。それぞれが資料を読み、考え、次回の会議の時に意見等を発言してもらうということになりました。
会議を通して、またこの一年研修部会にたずさわらせて頂いて、「仏法は毛穴から入る」といわれますが、webでの研修会、会議の難しさを感じたことです。人の息使い・表情・匂い・言葉のトーンなどから感じる感情や、その人が抱える課題や悩み、研修会が行われてきた伝統の重みと責任、その場において生み出される緊張感などをweb上で味わうことは難しいということを感じています。
しかし、webを主とする中でも、私においては一年間「是旃陀羅」の事についてじっくり考える機会をいただいたこと、webの特性を生かし、距離の遠い人とも部会内で何度も話し合いが重ねられ、中止にならずに一つの研修会という形になったことはかけがえのないことだと感じています。
次年度も、集会型の研修会が開かれることを念じつつ、今ある関係と日常生活を大切にし、制限のあるなかでできることを模索し、力を尽くしていきたいと考えております。
(報告者:宝喜智明)