2021.06.14
去る5月29日(土)・30日(日)に、青年研修部会主催の「R-20+の集い」が開催されました。これまで1泊2日の日程で開催されてきた本研修会ですが、この度は新型コロナウイルスの影響から初めてオンライン形式での開催となりました。オンラインであっても、多くの方にご参加を頂きたいという願いのもと、同じ日程を2日間行う形で開催を致しました。
この度は、御講師に第13組 顯正寺御住職である髙岡純孝氏をお迎えし、「大事に生きるってどういうこと~先が見えない不安の中で~」というテーマのもと開催を致しました。
緊急事態宣言下ではありましたが、その社会の状況を問わず、北海道という地域の枠を超えて18名のご参加を頂きました。画面越しであっても、顔を合わせることが出来たことを何よりも嬉しく感じたことであります。
御法話の中では、御講師が出会われてきたことを通して、「私たちは、不安を抱えるとその不安をなくしていこうとするが、仏教では不安や悲しみを通して自分を教えられていく」のだとお話しいただきました。
その後のパネルトーーク!(お題を用意してのフリートーキング)の時間では、オンライン上ではありながらも、細かく班を分けることによって参加者の方たちと語り合うことが出来ました。参加者の方々から、現在の状況の中で抱えている思いを聞かせて頂きましたが、改めてそれぞれが不安や悩みを持ちながらいることに気づかされたことであります。そして参加者の方から、「また開催する時には誘ってください」という声を頂き、改めて開催することのできた喜びを感じたことであります。
初めてのオンライン開催となりましたが、次年度は実際に顔を合わせて同じ「時」と「場」を共有したいという思いと、オンラインだからこそ集まることができるという両側面を感じました。共に教えに出合う場を開くということで言えば、オンラインということの可能性も大きく感じた研修会となったことであります。
この度のオンライン事業での反省点をしっかりと整理して、次年度以降の事業に臨んでまいりたいと思います。
(報告者 : 秦 智秀)