2021.10.25
2021年10月19日、新任教師研修会事前会議②が講師、助言指導の先生方を交えて教務所とウェブ併用で実施されました。
今回の会議では2つの大きな議題がありました。一つは呼びかけ文についてです。チーフの思いを元に、先生方、スタッフそれぞれの所感と意見が交わされ、研修会にかける思いが共有されていきました。会議の場で聖典が開かれるという事が印象的で、どこまでも教える場ではなく、共に聞く聞法の場を創造しているのだなぁと感じました。
もう一つは日程についてです。会議の前に行われたスタッフ会議にて、前回行われた研修日程を大幅に変更しました。新型コロナウイルス感染症対策のため、安全第一で考えた日程でしたが、先生方のご意見を聞き、更に変更が行われました。私個人としては、日程を最小限にして、何としても感染者を出さない形で考えています。そのために削減できるところはどんどん削減するという考えでいます。ただ、会議の中で話し合われたのが、どのようにしたら聞法の場を開いていけるかという事でした。経験が浅い私からは出てこない熱量を感じました。
会議のたびに思い浮かぶ言葉があります。それが「聖典と新聞の間に立つ」です。違う言い方もあるようですが、私が大学時代に教わった言葉です。新聞を読んでいても仏法は聞こえてこないし、聖典を読んでいるだけでも、実は、仏法が聞こえてこないのです。その間に立つ時に初めて仏法が聞こえてくるという言葉だと思っています。誤用かもしれませんが、熱量だけを頼りにしたら大変危険な研修会になります。かと言って、社会的な見解だけを頼りに計画すると消化事業感が否めません。両者の意見が混ざり合い、ぶつかり合う時、素敵な研修会になっていくのだと思います。今回の会議でそのような事を感じながら、無言で過ごしてしまいました。
(報告者:泉敬之)