2022.01.16
1月13日(木)15時より3月1日(火)・2日(水)に開催予定の「法話研修会」の事前会議②が講師・札幌別院担当者にも参加していただき、荒天の影響もあり教務所に来られない人は自宅からウェブで参加する形で行われました。
協議内容ですが、研修会当日の内容・会場・日程やコロナウイルス感染拡大の場合(Web型)の対応などは事前会議①で話し合いをしていたので、今回の会議では「呼びかけ文の作成」と講義と参加者の方々にしていただく法話実習の「講題」の決定について、多くの時間を割いて話し合いが行われました。
呼びかけ文を作成するにあたり、法話をするということはどういうことなのかという確かめをしました。当研修会の開催趣旨は「聞法・学習・法話実習を通して、仏語を聞思する生活を確かめる。」でありますが、「法話のために、法話ができるようになるために聞法・学習するのか(法話を聞法・学習のゴールとする)、それとも法話を通して自らの聞思の生活を確かめるのか(法話実習という学習)」という発言があり、法話が上手になるための研修会ではなく、法話実習を通してお聖教に自らの生活や生きる姿勢を問い尋ねていくものにしたいということを確かめました。そして、「生きる姿勢を問い尋ねるとは、積極的に何かを成し遂げるということではなく、日常生活を、何を大事に何によって生きるのかを掘り下げること。日常生活に埋没し自分を失っていくあり方を問い、教法に願われているあり方を尋ねることではないか」との発言もあり、大切なことを確認できたと思いました。
続いて、講題をどうするかが話し合われました。上で確認されたことを中心としつつ、しかも参加者の方々が説明一辺倒にとどまらないで、それぞれの学んだことを自由に表現できるようなという、とても難しい事を考えながら話し合われたため、なかなか講題の決定にはいたりませんでした。そのような中で、過去の法話研修会は「法話でお念仏が語られなくなった」という問題意識から「念仏」ということを意識した講題になってきたということと、2023年に真宗本廟で行われる慶讃法要のテーマから、「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」という講題に決まりました。どのような法話を聞かせていただけるか、今から楽しみです。
最後に日程、注意点、会場として使わせていただく札幌別院の担当者と細かな打ち合わせが行われ会議は終了しました。
(報告者:宝喜 智明)