2022.02.21
2月16日(水)15時からzoomにて、ハンセン病問題班第3回実行委員会が開催されました。
今回は鷲嶺駐在より自身のハンセン病問題の関わりの歴史についてお話がありました。印象的だったのは、それぞれが偏見、好奇の眼差し、不安を抱きながらもお互いに関係を持とうとする姿があると言うことでした。そこには昨年度の班内学習会において栁澤祐証氏(第13組勝福寺)より「回復者とともだちになってください」という声の原点が垣間見れる内容であったのと同時に、軟弱な地面に石を一つひとつ積み上げ今となっては硬い基礎を築き上げてきた先達の姿を感じ得たことであります。それはまさに「「ひとりからはじめる」、そして「ひとりとであう」」(子ども会開設の手引き~ひとりからはじめる子ども会~1頁)という私自身の課題が、青少年教化という限定的なものではなく、ハンセン病問題にも通ずる共通の課題であるということを改めて考えさせて頂きました。
また今年度の班内学習会に向けた開催趣旨の確認もされました。部会長が言われた「差別した人とされた人がどこで共に救われていくか」という事を全員が課題としていける文章としていくため、意見や感想を出し合い検討しました。班員それぞれの学びや頂き方の相違もあり、白熱した議論が交わされました。
最後に現地学習会の工程の確認もされました。何とかコロナ禍が落ち着いた状況になり、回復者の方とお会いできることを願うばかりです。
(報告者:武樋法文)