2022.03.16
3月7日(月)午後3時より教化伝道研修会事前会議①がWebで行われました。
様々な研修会がWebを使用して開催されるようになり研修会ごとにスタッフが割り振られました。今回は6名という少人数での会議にスムーズな印象を受けました。また発言もしやすかったのでやはりズームを使用した会議は4~6名ぐらいがちょうどいいのかなと感じました。
会議はまず日時や講師・人員の確認をしたのち、チーフの作成した「呼びかけ文」についての意見を出し合いました。「呼びかけ文」は教化伝道という研修会を踏まえたうえで、自らの思いを吐露しながらレジュメに収まる文字数で、参加する方に何か心にとまる呼びかけをということで、とても難しいなと思いました。
まず接続詞の使い方や、引用部分の呼びかけに対する齟齬を確認し合いました。その中で「疑問をもつ」「問題意識をもつ」ことを差別問題を学ぶことから教えてもらったという呼びかけ文の文章と、金子大栄先生の『教行信證総説』から引用の「本当に真面目に道を求める人には、必ず疑問というものがある。人生に疑問をもたないようなものは、宗教というものを必要としないものである。そういう意味において、道についての疑いを持つということが大変にいいことであるといってあります」という疑いを持つことの大切さが書かれた文章で、「問い」や「問題意識」を持つことと、「疑い」を持つことでは焦点が疑問の「疑」の部分と「問」の部分で違うのではという意見がでて、スタッフの行間を読む力に驚かされました。自分自身は研修会に参加するにあたって、「呼びかけ文」に対して今まで一生懸命目をとめることはありませんでした。まして一文々々を精査することもありませんでした。けれど呼びかけるための大変な苦労がそこにあるのだと改めて知らされたとともに、今度自分が参加する立場になった時はしっかり目を向けていこうと改めて思わされました。
最後に当日の日程について、今回はコロナ禍により従来3泊4日で行っていた研修会を2泊3日に短縮する場合、またWebの場合の日程の素案を作成し、散会となりました。
(報告者:辻内野悠)