2022.05.26
2022年5月19日、今年度2回目の部会内学習会を開催いたしました。講師には、三重教区三重組常願寺住職で、現宗議会議員の中川和子さんをお迎えし、本山女性室のスタッフの方にもご参加いただきました。
事前に佐々木部会長より中川先生に、北海道教区の現状や今期の企画部会の取り組み等をお伝えし、男女平等参画に取り組むにあたり、①教学、②制度、③社会・差別の3つの観点から丁寧にお話頂きました。
①教学については、経典が伝わる過程では男性しか関わってこなかったという事や、時代・社会の影響を強く受けている事があげられ、特に御文は特定の人に向かって書かれたものであるので、現代の誰にでも読み聞かせる必要があるのかという問題が提起されました。
②制度、③社会・差別ということについては、これまでに直面された様々な問題や、マイクロアグレッション(小さな攻撃性・無意識の差別)ということについて教えて頂きました。また、男女平等参画を目指すには、意識だけでなく制度を変えていく事の重要性を感じているとのことでした。
部会内学習会の後半は、中川先生の講義を受けての座談を行い、実行委員からの感想や、それぞれの「男だから/女だから損したこと、あきらめたこと」について話されました。今回、中川先生と女性室スタッフの方はオンラインでしたが、実行委員は全員教務所で参加したため、充実した座談ができたように感じました。
これまでの学習会や実行委員会で学ばせて頂いたことや課題を、今後、教区に向けて発信し共有できるよう、具体的な方法を考えていきたいと思います。
(報告者;泉 清香)