2022.10.03
9月30日(金)ハンセン病問題班第1回実行委員会が教務所にてWEB併用で開催されました。(教務所参加4人、WEB参加2人)
任期最終年の1回目ということもあり、班員全員が2年の学びを踏まえて、残り1年の活動の課題を各々発表しました。第8期ハンセン病問題班は設立年度がコロナウイルスまん延期間と重なっていたために、回復者の方々と直接お会いすることが難しい状況でした。しかし、前年度は一部班員が青森県にある松丘保養園に現地学習に行くことができ、数人の回復者と直接会うことが出来ました。その出会いの中で考えさせられたことを述べられる方が多くみられました。
そして来年5月26日(金)に開催予定のハンセン病問題シンポジウムについて話し合われました。開催について思いを共有し、昨年度班内学習会開催趣旨「ハンセン病問題に自身の姿を聞き、願いに生きる者となる」について改めて内容の精査を行いました。
まだシンポジウムに向けた話し合いは始まったばかりで、開催の形は出来上がっていませんが、班員全員1人1人、責任と願いを持って取り組むことを確認して会議は終了しました。
最後に私個人の感想を書きます。去年私は娘が誕生し父親になりました。その経験を通して、ハンセン病問題の歴史を再度学ばせていただくと、以前は普通に聞いていた箇所に耳をふさぎたくなることがあります。強制避妊、堕胎など様々な非人道的行為。以前はあまり想像出来なかったことが、娘の誕生によって「もしこれがうちの娘ならどうだろうか」など頭の中で考えることが増えました。そうすると、差別の歴史を学ぶことに怖さを覚えるようになりました。今まで気づきもしなかったことですが、私はどこか他人事に回復者、差別に遭われた方々のお話を聞いていたんだと考えさせられました。
(報告者:大沼含)