2022.11.05
10月27日14時よりWeb会議にて得度研修会事前会議①を行いました。出席者は計8名。
会議は当研修会チーフが作成してきました開催要項、日程表をもとに協議を進めました。現在、北海道では新型コロナウイルス新規陽性者が過去最多水準に近づく中で、前年度同様の開催方法で行うことが確認されました。その中で前年に挙げられた反省点をもとに如何にして短縮日程の中、参加者・スタッフが「得度研修会」の願いを確かめていくことができるか皆で意見を出し合いました。
この度の事前会議の中で私が改めて痛感させられたのは制限のある研修会を企画立案するということです。以前、私が得度の意義を確かめさせていただくにあたり竹中智秀氏(前大谷専修学院長)の「新しい生の原点」という言葉に触れさせていただきました。この言葉より、得度には蚕繭自縛に喩えられる生死に迷う生活をしている私たちが、三帰依文に示される「今すでに聞く」という仏法との出遇いによって、生活全体が仏弟子としての歩みに転ぜられていくことを願われているように感じております。この課題をコロナ禍の研修会でどのようにすれば参加者・スタッフ共に共有していけるか大事な問題であるかと思います。ともすれば「制限」ということばかりに縛られて大事なことを見失っていく危機感も感じた事であります。
次回の会議では講師・スタッフで意見を交わしながら、得度の意義を皆で確かめていけるような研修会になるよう更に協議し、深めていきたく思います。
(報告者:奥村翔)