2022.11.27
去る11月19日(土)・20日(日)に青年研修部会主催の「R-20+の集い」が青少年研修センターで1泊2日の日程で開催されました。当事業は新型コロナウイルスの影響により、一昨年はWEB開催、昨年はWEBと集会を併用しての開催となっておりました。今年度は念願でありました1泊2日のほぼ従来の日程で開催させていただくことができました。
この度は、「善人・悪人」というテーマのもと、第4組観照寺ご住職であります宇都宮力氏をご講師にお迎えし、ご法話をいただきました。「善人は居場所が与えられ、悪人は居場所を奪われる」ということを世間においての善悪として押さえ、世間の善悪は他者からの評価としての善悪であると教えていただきました。一方で仏教が問題とするのは、自覚としての罪であり、時代や場所や価値観に左右されないものだと聞かせていただきました。先生自身が大切にされてきた、「外道は果を求め、内道(仏道)は因を顕らかにする」という言葉を聞き、根本的な罪において自己を知らされるところに仏道があるのだと感じました。
座談や懇親会など参加者と語り合う場を通して、少年研修から関わってこられた方も初めて参加された方も待ち望んでいた会であったように思いました。世間の価値観の中でそれぞれが悩み苦しんでいることを抱えながらご法話を聞き、話し合うことができ、テーマを中心とした良い研修会であったと感じます。しかしながら、第8波の中での密な研修を経て、今後も集会の研修を開催する際は慎重な準備が必要であると感じました。
(報告者:吉田隆徳)