2022.12.01
11月21日(月)15時より2022年度得度研修会事前会議②が北海道教務所での対面集会型、WEB併用にて開催されました。また、当会議には1月11日~12日に開催予定である当研修会の講師の楠宣生氏(大人班)、日馬教生氏(子ども班)、声明講師の浅井徹照氏(大人班)、巖城孝行氏(子ども班)、嘱託スタッフの方々にもご参加いただきました。
はじめに実行委員、講師、嘱託スタッフの皆様方に自己紹介をしていただき、研修趣旨、開催要項、呼びかけ文、研修日程、役割分担、また講師がコロナ陽性、もしくは濃厚接触者となった場合にWEB参加となった時の対処法など、当研修会をコロナ禍により1泊2日で開催することから去年の反省も踏まえ1つ1つ丁寧に確認しました。
研修内容を確認する中で講師の先生より、「僧侶となることにおいて、改めて仏様の教えと出遇い直していく。そして、僧伽に寄り添い続けていく私になる」という言葉をいただきました。私は9歳の時に得度式を受け、3年前には長男、今年度は妻と次男が受式します。先にお念仏の教えに生きられた方々の姿から私は何を感じ生きてきたのか。お念仏の教えに生きられた人との出会いや、言葉にふれることを通して、これから得度式を受ける人たちに私はどんな言葉をかけられるのか。お念仏の教えに生きるスタートラインに立つとはどういうことだろうと、改めて問い直される言葉でありました。
お念仏の教えに生きるスタートラインに立つということは、決して誰よりも早くゴールに辿り着くことを目指すものではないと思います。共に手を取り合い、多くの呼びかけと声援を受けて、時にふり返り、スタートラインへ立ち返ることが歩みとなるのではと考えております。私はその研修会を主催するスタッフとなるのか。それとも、参加者の皆様方と共に同じスタートラインに立てるのか。
(報告者:畠山智光)