2022.12.21
去る12月14日に、青年研修部会の青年特伝企画型が青少年研修センターにおいて、「~まずはうごきだそう~」というテーマのもと開催されました。青年特伝は、例年、一ヵ年で3ヵ寺での開催を呼びかけ行われておりましたが、今年度はその枠の一つを部会主催で開催することにしました。
多くの研修会の日程であれば、まずはご講義を頂戴してから始まりますが、この度の特伝では、参加者とスタッフが座談をし、普段、感じている不安や思いを語り合い、そしてお寺ではどんなことができるのかを様々に意見を出し合いました。その後、各々が自坊での青年会をイメージして企画立案をし、それぞれが企画した内容を発表しました。
その後、第9組真宗寺のご住職であられます森口至氏をご講師にお迎えし、ご講義を頂戴いたしました。講義の中で、テーマ「~まずはうごきだそう~」を受けて、ご講師から「なぜ動き出せないのか」との問いかけを頂き、「企画はできるが、声掛けができないその一点で私たち僧侶の重い腰があがらないのではないか」と押さえていただきました。またご講師自身も、「教区や組の関わりの中、先輩に押し出されて動いてきた」と言われ、様々な形で押し出されることも大事なのではないかと教えていただきました。
今期においては、初めてとなる当部会主催の青年特伝でありました。当日を迎えるまで、とても不安でありましたが、参加者とともに座談や企画立案をしていく中で、スタッフではありながらも、私自身が参加者のような気持ちで過ごしていました。現在の状況や、各々が抱えている不安や思いの中で、テーマそして、日程を決めていきましたが、改めて私自身が動き出せているのかということを感じさせていただいた研修会でありました。
(報告者:波佐谷見英)